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アメリカ駐在:ピックルボールで人生が変わった話 その2

私の話の前にピックルボールとはどんなスポーツなのか?を私の印象を盛り込んで説明してみたいと思う。

アメリカで生まれたスポーツで意外にも歴史は長く1965年に産声をあげたらしい。Pickleballという名前には諸説があり、このスポーツを作った人の一人が飼っていた犬の名前説が一番有名。ピクルスからではないと言うことだけは確かだそうだが、Pickleball関連のグッズなどはピクルスの絵が描かれている物が多く、(当然ながら、こちらもピクルスグッズが目に入る。トレジョのピクルスバッグはいつも買おう買おうと思いながらイワシバッグの方を買ったりしている)大会のブースではピクルスのブースがよくあり試食ができたりする。

そんな可愛いピックルボールだがテニスとバトミントン、卓球を混ぜて割ったようなスポーツと言われている。コートサイズはバトミントと同じで卓球のラケットより少し大きいパドルと言う羽子板のようなラケット(ピックルボーラーはラケットとは呼ばずパドルと呼ぶ。ここで「ラケットが〜」などと言うと、”あ、この人、素人ね”と思われる(と勝手に思っている)のでご注意)で穴が開いたプラスチックの黄色いボールをキッチンと言われる前衛のラインから激しく打ち合ったり、DINKと言う技でゆっくり心理戦に持ち込んだりと体を動かしながらするチェスのような(チェスした事ないですけど)競技です。
コートのサイズがテニスに比べると小さいので運動量は少なめでコロナ禍の時に主に高齢者から人気に火が着きました。”運動量少なめ”に騙されてついつい長い時間夢中でやってしまい、まぁまぁ皆さん膝、腰、肩、肘など痛めてしまいます。それくらい楽しいスポーツです。
このスポーツの好きなところは老若男女一緒にプレーができること、それも小柄な75歳のおばあさんに大きな若者プレーヤーがコテンパンにやられるなんてことがしょっ中起こるくらいに年齢、性別を問わず一緒にプレーができる。そしてなんと言っても人が良い。ピックルボールはとてもいい人が多くみんな優しくて親切、これはどこの州でも共通して言われています。

アメリカ人の友達ができたらいいなぁくらいに思っていた私は今、どっぷり毎日アメリカ人のチームメイト達と笑ったり、泣いたり、悔しがったりしながらも上手くなりたい一心で練習をしている。そしてこんなアメリカ生活が送れるとは夢にも思わなかったのでピックルボールの魔法にまだ驚きを隠せず、どんどん魅力にハマっている。


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