よしむらひらく

自分の詩や小説、エッセイ以外にも、好きなもの、ひと、ことがらなんてのも、ここに残して行けたらなあと思っている。

今日はつい先日素敵な出会いがあったので、ちょっと書いてみようと思う。

私は、ほとんどの事柄を結構感覚的にやる。面白そうだとか、やってみようとか、そっちがダメなら今度はこっちだ、とか。計画性がまるでない。好きになるのも結構偶然だったり感覚的だったり、直感的だったりする。

好きなアーティストの曲をYouTubeで流しっぱなしにしておくと、違うアーティストの曲にどんどん変わっていくんだけど、いつもそんな感じでだらだらと音楽を聴くのが好きだ。特に気になる事もなく、好きなアーティストに似た傾向の音楽が流れるので、まあ心地よい。

でも、その日彼の歌声を聞いた瞬間に!!って思って誰これ?って急いで画面をチェックした。

よしむらひらく「夜風に吹かれて」だった。異国に住み始めて早12年。聞いたことのないアーティストだ。歌い方もいい、歌詞もいい、顔もいい、何この人?!速攻で他の曲も聞いてみる。やっぱりいい!

ちょっと世の中に失望して、結構絶望的に感じているひねくれ小僧の感じな歌。

何というか、エリオット・スミスの時に感じた、不意を突かれたような曲調というか、そんなのが彼の音楽にはある気がした。こんな方向変換思いつかなかったよ!って感じの、でも馴染みやすい曲調。

わくわくして彼の事もっと調べてみると、ブログに書いている事がまたいい。何か、久しぶりに包み隠さず自分の中をさらけだしているアーティストに出会えた気がした。

私は、シンガーソングライターやアーティストって自分をさらけ出せる人がなれる職業だと思う。さらけ出せないで、なんでいいものが生まれる?それは怒りだったり、絶望だったり、悲しみだったり、単純に喜びでも良い。すべてのアーティストとよばれる連中がそれをできているのかはわからない。みんな、少し売れ出すと皮をかぶってくる。世間体というものを気にしだす。売れる、という事はそういう事なのかもしれない。

私は今までのよしむらひらくの事を全く知らない。でも、偶然というか、きっと波長が合ったんだろうな、彼は最近音楽活動を再開?させたみたいで、私は運よくその波に乗る事が出来るのだ。

7月17日まで期間限定で、彼が高校生の時に作った音源が販売されています。すごいです。高校生で、もう彼らしさが確立されています。歌い方も、曲調も。

高校生の時って、結構いいものが創れたりします。若さゆえの恐いものがないというか、世間をそこまで知っていない、ある意味純粋で無垢な作品。

私も高校生の時に書いた詩や物語を読み返してみると、おお、私すげーってなる事が多々あります。でも、年を重ねていくうちに積まれる経験や、感情の幅の広がりというものは、他の何にも代えられないと思うので、これからの彼の音楽性にも期待大なのです。

http://hirakuyoshimura.hateblo.jp/entry/2016/06/29/203341

日本に居たらきっとライブとか行くんだろうなあ。それが出来ないのが悔しい。

気になった方はぜひ聞いてみて。

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