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母が亡くなりました

70歳、くも膜下出血で倒れてから18日目の夕方。8/29のことでした。

倒れる前日まで元気だった母。
残念ながら、最後の会話は覚えていません。
もしかすると、父の車の助手席に乗った母に「またね」って言ったかなあ。
でも会話っていう会話は、覚えてないんです。
だけど、この「またね」は、倒れる前日のこと。
前日に私は母と会えていた。これって実は奇跡なのかもって思います。

今思うこと、一番思うことは、
母に対して何もしてあげられなかった。
親孝行してあげられなかったなあ。
という後悔です。

二番目は、
産んでくれてありがとう。

父と出会って、私を産んでくれて、その後に妹を産んでくれた。

感謝したいことはたくさんありますが、やっぱりこれが一番嬉しかったことです。

三番目は、もう何も心配しないでね。
って思っています。

母は心配性で怖がり。
なんでこんなに怖がるんだろうって不思議に思っていました。
今思えば、歳の離れた末っ子であったことや、幼い頃に父親を亡くしたことなどもその一因だったかもしれません。

母親ってみんな子供の心配をするものだとは思うけど、私も随分と心配をかけました。

子供一人連れて離婚した時もそう。

でも、救いなのは、今パートナーに恵まれて幸せでいることです。
付き合って4年目になる彼のことを母はとっても信頼していて、籍こそ入っていないものの、私たちの関係を認めてくれています。

父も同じように思ってくれていて、葬儀では彼には長女(私)の夫として参列してもらいました。
父の希望はもちろん、母の願いを汲んで、このような形を取りました。
二つ返事で引き受けてくれた彼には感謝しています。

私は今幸せ。
だからもう心配しないでね。


その他の母に任せっきりだった諸々も、家族で協力しあってなんとかしていくから大丈夫。

母との別れは、私にとって40年間の人生で最も辛い経験であり、今もその最中にいます。
いろんな経験をしたけれど、比較になりません。
人生にこんな深い悲しみがあったんだと、泣いています。

大人になるってこういうことなんでしょうか。
人生って辛いですね。

きっとこの悲しみとはずっと付き合っていくことになるんだろうけど、
なんとなく想いを残しておきたくて、でも普段使っているブログやSNSとは分けておきたくて、このnoteに綴ります。

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