【麻薬が実】【エッセイ】
常習性に読みたくなる博多っ子の麻実(まみ)が綴る【麻薬が実(まやくがみのる)】エッセイ。
今日から不定期ですが始めます。
さて、今日のお題は⁈
お離婚をしている私に、みんなが質問します。
みんな「再婚相手は、何歳から何歳までがいいと⁈」
麻実「う〜ん。30歳代〜90歳代までかなぁ。」
みんな「90歳代⁈」
麻実「30歳代でも、90歳代でも、もちろんお仕事をきちんとしている人に限るとよ。」
みんな「年齢の幅が広過ぎ。さすが麻実。」
麻実「でも、最近、80歳代〜90歳代が良くなってきたかもしれん。」
みんな「なんで⁈」
麻実「私の父は、80歳やん。
小さい頃から家族団欒の際、父の会話のインパクトがとても影響しとってね。
父は、大分県別府市の元町地区、浜脇地区に温泉旅館を2軒経営しとった【さゞき旅館】の息子ちゃんだったと。
私が聞いているだけで、三代続けて、おめかけさんがいる家系なんよ。
私の父は、本妻の息子ちゃん。
実質、跡を継いだのは。。。
おめかけさんが、本妻より先に息子ちゃんを産んだ為、おめかけさんの息子ちゃんが跡取り息子ちゃんになったんよ。
財産も、全部、その息子ちゃんが引き継いで、一銭も本妻の息子ちゃん3人には「あげん‼︎」そして、「今後、親戚付き合いも一切せん。誰かが死んでも連絡もせんし、お葬式にも来るな。」と、私が4歳のトキに、大分県別府市で親戚が経営していたラブホテル【ホテルみなみ】の大広間で話し合いがあったと。
もちろん4歳の私には、親戚の集まりの意味もラブホテルの意味もわからず。
そのラブホテルは、グランドピアノがあり、おニ階に行くのは螺旋階段、和室のお部屋にお布団を敷き家族4人で宿泊と、「ふ〜ん。今日は、親戚がいっぱい集まっとうやん。いとこと遊ぼう。」ぐらいしか思ってなかったと。
つまり、父は、花街育ちの人。
そんな、家系でお育ちした私。
もちろん人それぞれやから一概には言えんけど、いろいろな方とお付き合いするたびに、父程の男気があるって言うか、昭和10年代位産まれの懐の大きさが。。。やけん、80歳代〜90歳代の方が、合うっちゃない⁈良いっちゃない⁈って思う様になってきたと。」
みんな「それは、昭和10年代位、花街育ちの懐を持った家系の父に育てられたからか年代の問題もあるかもね、幸か不幸か仕方ないね。」
と言いつつ、20歳代のお方と再婚していたら、クスッと笑ってくださいね。
本日は、【麻薬が実】をお読み頂き、ありがとうございます。
また、次回、こちらでお会いしましょう。