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読書メモNo.32 『もしあと1年で人生が終わるとしたら? /小澤 竹俊』


全体的な話としては、精神科医の著者が出会った余命宣告された患者さん。
 彼らが残された余生を『どう』過ごすために『どう』変ったかが書いてありました。
 人は必ずいつかは死を迎えます。余命宣告された人たちは残りの人生(数か月)目いっぱい、やりたい事だけやって死を受け入れましたが、余命宣告されるまえに後悔ない人生を送れるよう自分自身が「あと1年で人生が終わる」場合を考えてみればという問題提起のような本です。
 余命について考えるきっかけにはなるなとは思う本でしたが、 すでにあらゆる本に書かれているので、失礼ながら目新しさは感じませんでした。
本当に、心が疲れた人が「ホッ」としたい為に読む本。
なので、この本を読んで私のように逆に深刻にならないのは、心に余裕がある証拠。
「為になった」「救われた」と私が思う日が来たら心に黄色信号が灯っているというバロメーターになると思えた本でした。

 コロナ禍で、私自身はそうですが価値観や物の見方が変わったことが分かります。
 テレワークという方法があること。個人的にはテレワークできる仕事への魅力が生まれました。
関連して会社にいつまでも雇われるのではなくて、別の収入源を見つけるという考え方。
FIREという考え方。
PC一つでどこででも仕事ができる職種などなど。。。
ピンチはチャンスとはよく言ったもので、コロナというピンチを成長のチャンスと捉え色々試行錯誤していきたい。 

いくつか本から心に留めたい言葉を
・「自分らしく生きたい」は「今までの人生を否定したい」気持ちの表れなのかも
・人生の時間は限られており、私たちは全てを手に入れることはできない
・「人は苦しみから必ず何かを学ぶ」
・人は悩み苦しむほど成熟していく
・この世をさる最後の瞬間まで常に「より良い選択」をし続けることができる



おすすめ度:★★★☆☆
 コスパ :★★☆☆☆



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