読書メモNo.75『リーダーの仮面/安藤 広大』
面白かったです。中間管理職向けですが、部下の立場として読んでも面白い。むしろ、これからリーダーになる人、次世代管理職となるひとが読んでいることで、いい人材になれんじゃないかなと思わされます。
若干、今の時代に合わせると古いかも?というところはありましたが
私が尊敬でいない上司像が1つあります。それに似たことがまさに書かれていました。私が尊敬できない上司の振る舞いが「部下によって適用ルールを変える」です。というか、こういう上司にしか出会ったことがない。まぁ気持ちはわかるし仕方ないと思う時もありますが。個人的にはルールを守らせるのが上司の仕事と思っているので、その上司がどんなに良い人でも尊敬できません。
本書に書かれていたのは
「ルールは全員が守れる範囲で統一する」
です。
弊社のルールは明文化されているものは少ないですが、行政的な業務があるので、必ず決裁が先。行動許可は後。と明確にルール化されているにもかかわらず、先輩同僚は、いつもこれが逆。
怒られるが上司が直させない(例えばできないなら次に行かせない。禁止する。など)をしないため、大袈裟ではなく私が入社して100回は同じことで注意されています。上司との面談の中で、上司への苦言というか完全にクレームですが、このことを指摘すると「あいつはできないから仕方ない」と言われ、私のもやもやが増えました。それでもお給料もらえることに甘んじていて、、、結果、私はその同僚のことが心底嫌いになっています。
反省が必要なことも。どうしても自分本位な私。
前述した同僚は私より業務量が少ないのに、社歴は長いのと扶養家族がいるため私より多くの報酬をもらっています。
そのことで、私は給料以上の仕事をしたくない。自分より給料が高い人より仕事はしたくない。と思っていますし、実際上司にも言っています(笑)
こういうことを言うと、業務以外の評価が下がることは目に見えていますが、公平さを保つのは上司の仕事と思っています。
そんなやさぐれている私にとって耳が痛かった言葉が書かれています。
「集団の利益アップのためにどんな貢献ができているだろう」を自分に問う
上記のように、業務量に差があるため弊社の人件費は赤字と黒字の社員がいます。
私の場合利益は上げていますが、自分で一定以上はしないとセーブしているためアップへの貢献は低いなと。。。
変えてくれない上司が悪い。能力が低い人を雇っている人事が悪い。その気持ちは彼が変わらない限り思い続けますが、それはそれとして、利益アップのためにこれをしたと言えるよう行動を変えていきたいなと思えました。
「成長」という利益を追い求める限り、会社と利益相反を起こさず、永遠に利益を得続けることが可能
会社員である限り、会社の利益を追求する気持ちが大事ですよね。。反省
リモートワークについても書かれていました。正に。と思ったことが
成果を出している人が評価され、頑張っているアピールをしていた人は、結果が出ていないことが炙り出された
と言う記述。弊社もまさにわかりやすく、何度も登場させてた同僚は業務量が少ないので、逆にリモート中やる業務は少なかったので前倒しできたはずなのに、リモートが終わった年度初め。残務がびっくりするくらい残っていました。リモート中サボっていたのが誰のめにも明らかですが、能力が低いことも事実なので、彼なら仕方ない。みたいなスタンスの上司。炙り出されたところでまぁ何も変わらない現実。
リーダー用の本ですが、部下の立場で読むことの方が大事かなと思えた本でした。面白かったです。
オススメ度:★★★★☆
コスパ :★★★☆☆
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