読書メモNo.61『ハケンアニメ!/辻村 深月』
好きな作家さんですが読んでいなかった。映画にもなったし読んでおきます💃
左利きのエレンとか、お仕事系の本って子供の頃は読まないけれど、大人になると興味もつ。。。
覇権をとるという意味のハケンアニメ。最初は、派遣の方と思っていました。
最近読んだ、実写化の中では一番面白かったです。
天才アニメ監督王子と、彼と働きたいと思いアニメ業界に入った加奈子。
敏腕プロデューサーとして名高い行城は若手女性監督、瞳と土曜夕方のアニメをつくる。
注目される二人の監督を取り巻く環境が交互に描かれています。そして、監督だけではなく、声優さんや、原画師という職業の人たちも登場します。
描写としては、自覚のあるコミュ症の人がアニメによって救われた。ていうのが多かった感じでした。
また、聖地としてとある町役場の人が孤軍奮闘する姿も。上司や商工会議所の方々の理解が得られず、字のごとく一人で奮闘する役場の男性も登場。
その町の伝統的な祭りで、それぞれの理由の下、この物語の人たちが一堂に会します。
覇権をとるための闘いが始まる。そして、その栄光を手にしたのは。。。
何のために(何の目的で)働くかで、人間模様もプライベートも変わってくる
何を仕事にするかで、人生が、交友関係が変わってくる
やりたいことを(仕事にするかは別の話で)実現るかで、実現するために努力や工夫するかで、人生のやりがいが変わってくる
社会人の私にとっては色々考える作品でした。
また、アニメも好きな私には、こんな仕組みがあるんだーと興味が沸きました。
面白かったです
オススメ度:★★★★☆ コスパ :★★★☆☆
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