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【世界農業遺産へ】輪島市【日帰り旅行】

やっぱり空港が好きだ。
人々の安全を守るために頑丈で無機質で機能的に作られた空間。それを包む進歩的な空気。

今回の目的地は「輪島市」。
これからまだ見ぬ土地へひとっ飛びするのだという高揚感に浸りながら旅がスタートした。

飛行場で朝ごはん


羽田空港から1時間ほどであっという間に能登空港に到着。
予約していたレンタカーをピックアップし、早速輪島市内を北に進んだ。

最初のお目当ては「輪島朝市」。
日本三大朝市の一つで、歴史が深く規模も大きい。
たくさん張られたテントには生鮮魚介類、加工海産物から工芸品まで様々な地元の物産が並べられている。
買った海産物などを自分たちで編み焼きできるスペースがあったりして、同じ観光客たちが買い物や食事を楽しんでいた。


朝市らしく色々な人に呼び込みや声かけをされながら私が迷ってゲットしたのは、フグ・ノドグロ・ハタハタ・貝柱。
貝柱といくつかのお魚は保冷バッグにしまい、それ以外は簡単に包んでもらって手持ちで。


その足で向かったのは「朝市さかば」というお食事処だ。
ここは輪島の新鮮な季節の地魚をいただけるだけでなく、持ち込み調理サービスを行っている。
持ち込んだ魚はすべて焼き魚にしてもらうことにし、プラスで能登丼を注文した。

能登丼はその季節の旬の魚の漬けと山芋を併せた丼。
5月上旬のネタはハマチだった。

買ったお魚はどれもジューシーで、能登丼も食べ応え抜群。
かなり上質なランチができた。お魚最高!

朝市での食事はまだ終わらない。
もちろんご飯の後はデザートが必要だ。
事前調べの段階で絶対に食べようと思っていたのが「la reves」の輪島プリン。

能登の厳選素材を使ったプリンはなめらかでさっぱりとした甘さだった。
テントをたたみだす店もふえてきた静かな時間帯に、太陽の光を浴びながらスイーツを食べることは気持ちも爽やかにしてくれた。


お腹がいっぱいになったところで、次は「輪島キリコ会館」で文化体験を。
キリコ会館の駐車場は無料なので車で移動したが朝市通りからは歩いても行けてしまう距離にある。


キリコ祭りとは

「切籠(キリコ)」または「奉燈(ほうとう)」と呼ばれる高さ数メートル〜十数メートルの巨大な切子灯籠を使うことを特徴とするもの(祭)。』
Wikipediaより引用

普段は巡行する町内で管理されているキリコを「輪島キリコ会館」では多数見ることができる。
キリコの高さと、前面に大きく書かれた文字は大迫力。
こんな大きなものを担いで町を練り歩くということはかなり熱気とパワーに満たされたお祭りなのだろうな、と想像が膨らんだ。


さて、まだまだ自然と文化で満たされている能登を楽しまなくては。
ということで向かったのが「白米千枚田」。
棚田が海岸まで続いているパノラマは、世界農業遺産に登録されるほど豊かな能登の里山里海を象徴するような絶景であった。

少し下までおりて田んぼの周りを歩いてみるとカエルの声も聞こえてきて、目から耳から農業のめぐみと自然の美しさを受け止めることができた。

そして「千枚田珈琲」に立ち寄ることも忘れてはいけない。

千枚田より少し高台に位置するその小さなカフェでは美しい景色を見下ろしながら絶品のコーヒーとケーキをいただくことができる。
暑い日だったのでアイスコーヒーが沁み渡った。ケーキもハイクオリティ。
ロケーションも味も素晴らしく千枚田での体験をアップグレードしてくれた。


カフェでしばし疲れをとった後、時計を確認するとまだ意外と時間があったのでさらに能登半島の先に向かってみることに。
いけいけどんどんと車を走らせ、途中で大漁の鯉のぼりに出くわしながらたどり着いたのは「聖域の岬」。

立ち寄ったスポットその1 窓岩ポケットパーク
立ち寄ったスポットその2 鯉のぼりパーティ

能登半島の先端でパワースポットとして知られている場所。
入場料は1500円とかなり攻めた値段で一瞬怯んだが、せっかくなので空中展望台や遊歩道、青の洞窟をめぐった。
青の洞窟では白いパワーストーンを拾うことができて、持ち帰りもOKとのこと。思わぬお土産を手にしたのだった。


こうして旅の全行程を終え、再び能登空港に戻った。
能登の豊かさを五感で感じることができた旅だった。


おわり


参考までに

⭐︎行った場所

⭐︎おすすめの季節 春/夏

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