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強いあなたには必要ないうた。

昨夜、ひさしぶりに爆音聴いてきました。

何回も通りすぎては戻って、ってしないと、階段降りてく勇気が出ないみたいな地下のライブハウス。階段の途中でもうタバコの匂い。もぎりのお姉さんの感じがよくてちょっと安心したけど、こういう、theライブハウス!みたいなところって、最近はあんまり行ってなかった。

大好きなドラマーさんがいるんですけど、いろいろあって観るチャンスがなくなってしまったので、今そのひとがサポートドラムしてるバンドのワンマンライブに行ってきました。初めて観るバンド。名前の発音もいまいちわかってないくらいの。

そのひとが叩くドラムはすんごいパワフルで、スティックを持つ手も腕も消えちゃうくらいの速さで叩く。でもいちばんかっこいいのは、叩いてるときじゃなくて、ピタッと止まるとき。

わたしはため息の逆みたいな感じで、感嘆の息を吸ってしまうのです。なぜか。すうーーーぅーーって。

あーかっこよかった!!!


で、そのワンマンライブのオープニングアクトのバンドのボーカルさんが、半分泣いてるみたいに言ってた言葉が、ずっと引っかかってます。

強いあなたには必要ないけど。って。

そう言ったあとに歌いはじめた歌は、なんだかザラザラしてて、歌詞が聞き取れない。気持ちと鼓膜を逆撫でするみたいな音。でも、なんだかすごく伝わっちゃった。こういう音でしか伝わらないものも、あったりするよね。

強いか弱いかって、そんなのはもう基準がなくてよくわかんないけど、自分のこと弱いって思ってる君が、強くなんてならなくてもいい世界になったらいいのにね。そのまんまで、笑って生きれますように。

パリッとしたシャツから伸びてる、タトゥーが入った腕が弾くギター。

それだけで全部わかったような気になった。




いいお天気の金曜日。

おはようございます。

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