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さっちゃんのピアノ。(ひと色ロス)

ひと色展のこと、もう少し書こうと思います。


ひと色展@横浜は、さちとピースさんのピアノの音色と一緒に、この先ずっと、心地よく流れるように思い出すんじゃないかなって思っています。

最期に見る走馬灯に、ひと色展のシーンがたくさん浮かぶ予定なんですが、その時もピアノの音がついてると思う。


ひと色展初日の、プライベートライブのとき、わたしはグランドピアノを弾くさっちゃんの手元が見えるように、斜め後ろの椅子に座りました。

なんの楽器でも、その奏でる手元を見るのが好きです。歌をうたうひとの顔に、歌う気持ちが見えるのと同じで、手元には表情が見えるから。


さっちゃんの、最初の音の鍵盤を触る一瞬前。
その指先からは、息を吸って話し始める「あのね、、」を感じました。

あ、さっちゃんがいつも話してくれる手前の、あの「あのね」とおんなじだなって思いました。

大事なことを打ち明けるみたいな、おもしろい話しを始めるときのちょっと笑いをこらえてるみたいな、「うわちゃんさんにお願いしたいことがあるの」って言ってるときみたいな。

だからわたしは、「ん?なに?」って感じで聴きました。たまに「うんうん」って相槌を打つみたいにうなづいたり、なるほどって言うみたいに目をつぶったり。


清志郎のことを好きなわたしのために、「ひとつだけ」を演奏してくれました。

そのために、すごく大変だったことを知って、震えたけど、その奇跡の「ひとつだけ」は、さらさらと気持ちよく聴こえました。

hirobotさんの歌声は、ぽかぽかとあたたかく届いたし、yukoさんは矢野顕子さんに寄せて歌ってくださってるように感じました。

全部があたたかくて、ドキドキしてるのにすごくホッとしてる、今まで味わったことのない気持ちになりました。

さっちゃん、hirobotさん、yukoさん、ありがとうございました♪

この音、声、ずっと憶えています。


ひと色ロスシリーズ、たぶん明日が最終回!

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