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劣等感を逆手にとって わがままばかりの君が 隠し持った母性本能はすごい。

いつからだろう。なぜだろう。


わたしがどこでも裏番長になってしまうのは。笑


10人弱くらいの中かなあ。今まで、働いてきた職場や、なにかの目的で集まったコミュニティ内で、わたしはいつのまにか、「裏番長」みたいになってしまうのだ。

もちろん、なりたいわけじゃない。

「長」がつくものは苦手と、ついこないだ打ち明けたばかりだし。


誰かと誰かのあいだで揉め事が起きる。

ひとりがわたしに話す。

もうひとりもわたしに話す。

他の誰かと誰かのあいだでも揉め事が起きる。

またふたりとも別々にわたしに話す。

上司とかの愚痴を聞くこともよくある。

そうしてるうちに、みんなの事情とか考えてることとか不満とかいろいろを、わたしだけが全部把握してる、みたいな状況になるのだ。

みんなは、わたしだけがうわの空さんに話したって思ってるし、わたしも誰にも言わない。

そう。つまり、誰も知らないけど、裏の主導権を握ってるのはわたし。みたいな。笑


そしてそれはとっても重たい。

誰の言い分もよくわかるから。

誰にでもいい顔してしまわないように注意して、公平な立場で聴くようにするけど、どうしても、今話してる目の前のひとの気持ちがわかってしまう。


これはなかなか、キツいのだ。



なんで、こんな頼りなさげなわたしに、どうにかしてくれそうにないわたしに、みんなが話してくれるんだろうかと、ずっと謎でした。

名回答をするわけでもなく、気の利いたひとことが言えるわけでもないのにって。

よっぽど口がかたそうに見えるのかなとか。


それがこないだ、


その謎がちょっと解けたんです。


「あんこはるかの寄せ書きRADIO」にゲスト出演させてもらったんですが、その始まる前だったかアフタートークの時だったか忘れちゃったけど、あんこぼーろさんがおっしゃったんですよ。

「相談とかされるでしょ?」って。

なんでわかるんですか?って思いました。

たぶん、話し方とか声質とか声のトーンとかのことを言ってくれたんだと思いますが。


それと同時に、そっか!ってわかりました。

「名回答」や「気の利いたひとこと」とかを言わないからなのかって。

自分の意見とかどんどん言ってこなそうだから。

なるほど!!

やっと腑に落ちました。そっかそっか。

もしわたしに、誰にも言わなかったこととか本音とかを、「なんか話したくなっちゃう」とか「ついついしゃべってしまう」のならば、めっちゃ嬉しい。

だってわたしにもそんな友達欲しいもん。


いつかどこかで、こういうのやりたいなあって思ってるのが、「スナック キズツキ」。

益田ミリさんの漫画で、今、原田知世さん主演でドラマ化されてるやつ。

小さなキズをみんなが持っていて、それをついつい話して(歌って?)しまうようなスナック。

わたしはこんなふうに↑、そらそーやーとか言うだけなの。

いいなあーこれ。やりたいなあー。

✳︎

なんてことを考えていたら、働き始めて1年の間なんの問題もなく平和だった職場に、突然揉め事が起きて、そして案の定、当事者ふたりからそれぞれ話を聞いてしまい、ついにきたかーってなりました。きょう。


うーん。


わたしもほんとは、スナックキズツキに行きたいよー。


✳︎タイトルはミスチルのシーソーゲームより。
歌詞見ながら聴いてたら、そんなん言ってたんだ!ってびっくりした。笑

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