人生後半に幼なじみを作る方法。後編
前編、中編からのつづきです。
静かなお部屋でゆっくり眠らせていただき、気持ちよく起きてみたら、外はいいお天気で、こぼちゃんが庭で歯磨きをしていました。なんか不思議。
白湯をいただいて(みる猫のマグカップ!!)、少しのんびりして、朝ごはんは出発してからサービスエリアで食べましょうってことになりました。
こぼちゃんちを離れるのが少し寂しくなり、また壁を眺めたり、窓から外を見たりしてました。そしたら、こぼちゃんちのお隣には、ドラえもんが住んでることが判明しました!笑
そういえば、温泉に向かってる途中でも、「チョコミントの妖精」を見かけたりしたなー(わたしにはミント色の服を着た青年にしか見えなかったけどね)。ここはやっぱり、わたしが暮らしてる世界から少し浮き上がってるんじゃないのかな。お庭をよく見たらアリエッティとかいるんじゃないかな。猫のピースは来てくれなかったけどもし来たらなんかしゃべるんじゃないかな。
そしていよいよ、こぼちゃんちとお別れ。お嫁ちゃんともお別れ。寂しい。勝手に「また来るからね」を繰り返すわたし。
🚗🚗🚗
サービスエリアで朝ごはんに柿の葉寿司を食べたんだけど、その酢めしのご飯つふをね、こぼちゃんはスズメにあげてたんですよ。親子のスズメが来てね、喜んで食べてて、子どものスズメなんて、口元(クチバシ元?)にごはんつぶくっつけたままぴょんぴょんしてたりしてね。なんだろうこれは。こぼちゃんちだけじゃなくて、ここもちょっとファンタジーワールドなのかなあー。それともこぼちゃんが妖精なのかなあー。
金沢までの所要時間3時間半くらい、帰りも同じくらい、つまり7時間くらい車に乗せていただいてたわけだけど、なに話してたんだっけな?って、あんまり覚えてないんだよね。
熱く語ったような気もするし、いっぱい笑った気もする。歴史的なおもしろいお話を聴いた気もする。おもしろい話して!って言われてなにもないって言った気もする。でもね、全然疲れなかった(乗せてもらってただけだからだろ!って言われるかもだけど、普通疲れるよね?気疲れとかいろいろ)。
わたしが気を使えなくて、こぼちゃんがめっちゃ疲れちゃったんだったら、ほんとにごめんなさいだけど、一緒にいて片方だけ楽しいとか片方だけ疲れることってあんまりないよねーって、わたしはちゃっかり考えてます。
ほんとに楽しい「冒険」でした。
準備もお料理も運転も、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
この、夢みたいな2日間のこと、わたしは一度も忘れることはないよ。この先ずっと。
おしまい。
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