元アイドルファンコミュニティ管理人、ファンプラットフォーム開発するため転職す
こんにちは!Gaudiy でフロントエンドエンジニアとして働いている kotori (@maminami_minami)です🐔
2023年9月に入社し、現在は Enabling Team に所属しつつフロントエンドをいい感じにするため日々奮闘しております。
人よりちょっぴりオタクな私が、ファンプラットフォームを提供する Gaudiy に入社して感じたことなどを綴ってみたエントリーがこちらです🔥
ちょっぴりオタクな私について
自他共に認めるオタクな私ですが、ざっくり👇
アニメが大好きで毎クール20作品前後の作品を視聴
趣味で2年程前からデジタルで美少女イラストを描いている
週末はだいたい声優のイベントに参戦
学生時代は某アイドルグループにハマり全国を駆け巡る
推しアイドルの応援コミュニティの管理人として様々な企画の運営
転職のきっかけ
前職は HR Tech の企業で5年と少し在籍していました。
24歳で最年少の社員として入社し、気付けば30歳という所謂ミドル層になるまでを過ごしました🍵
最終的な所属としては CTO室でフロントエンドの横断チームを立ち上げ、フロントエンドの技術的な改善等に努めていました。
環境も良く一緒に働くメンバーも魅力的な方が多い会社でしたが、30歳になったぐらいのタイミングで 元気な間にもっと色々なことに挑戦したい・プロダクト開発に向き合いたいと考えるようになりました🤔
もちろん挑戦することに年齢は関係ないとは思いますが、加齢とリモートワーク中心の生活による体力の衰えやもしかすると今後、家庭を持った際に仕事とプライベートを両立させる自信がなかったので挑戦するなら早い方が良いと思った次第です💪
(Gaudiy には家庭も大事にしつつバリューを発揮しまくってるメンバーが大勢いて尊敬!!)
そんなこんなで、技術的な挑戦ができて自分が興味を持てるプロダクトの開発に携われる企業という軸でゆるーく転職先を探し始めました。
なぜ Gaudiy に入社したか
Gaudiy を知ったきっかけは2022年春に、企業から指名を受ける形式の転職サービスで指名をもらってカジュアル面談を受けたことです。
当時はすぐに転職することは考えておらず、あくまで情報収集のために参加していくつかの企業に話を伺っているというステータスでした。
当時に Gaudiy の話を訊いたときはWeb3の会社!という印象が強かったのと
ファンの熱量を最大化し、日本が誇るエンタメを世界にというWeb3を掛け合わせたファンプラットフォーム開発というアプローチが面白いと感じたのを覚えています!
面談後すぐに X (旧Twitter) で Gaudiy の公式アカウント (@gaudiy_jp) をフォローし、その後も発信される情報は追っていました。
カジュアル面談から約1年後、転職の機運が高まったタイミングでいくつかの会社から話を訊く中で改めて Gaudiy の事業に興味が湧いたので再度カジュアル面談を受けたところ、様々な技術的挑戦をしている点や前職での横断的な技術改善の経験が活かせそうと感じたため選考に進むことを決めました!
何よりも「ファンと共に時代を進める」というミッションに強く惹かれ 日本の強みであるエンタメで「ファン国家」を創りたいと思ったからです!
実体験もまじえつつもう少し深掘りたいと思います🤲
アイドル応援コミュニティの管理人時代
コミュニティ活動の内容と目的
冒頭でも少し触れましたが私は過去に某アイドルグループのとあるメンバーの応援コミュニティの管理人をおおよそ3年ぐらい務めていました。ええ、もう仕事みたいなもんでしたw
自分の管理人としての主な仕事は以下でした。
総会の実施
握手会等で参加者を募って交流
近日中に予定している企画についての説明
総会の資料作成・印刷して配布
企画のとりまとめ
デビューの周年企画・劇場公演xxx回出演記念
記念品やお花の発注
企画賛同者からの集金・会計
生誕祭実行委員会の立ち上げ・運営
握手会でのメッセージカード集め
基本的に全国の全会場に参加
握手券を持っていないのにメセカ集めのためだけに会場へ行くことも
ステージで贈呈される花束・劇場に飾るスタンド花の企画
お花屋さんまで何度か足を運びデザインを一緒に考えます
メンバーやご家族にお手紙の執筆を依頼 (運営経由)
生誕祭当日の劇場ディスプレイの企画
著作物を扱う場合は版権元へ連絡し許諾を得る
来場者に配布するノベルティの企画・発注
企画書の作成・運営へ提出し承認を得る
委員会参加者からの集金・会計
生誕祭当日のアツいアンコール口上
長文すぎてネットで叩かれたことがあります
コミュニティ SNS の運用
今思えばめっちゃ大変だったと思います!
なぜここまでやるのか?
もちろん推しを応援する表現の1つの方法としてやっていたというのもありますが、ファンの活動がメンバーの人気の指標となり得るからです。 (諸説あり)
メンバーの人気をなぜ上げたいかというと、単に推しを広めたいという理由以外にも シングルの選抜メンバーになる・企業タイアップ等の仕事の幅を広げる などの目的が挙げられます。
実際に、熱量の高いファンが集まるコミュニティによって応援されるメンバーがファンの活動によって注目された結果、活躍の場を広げた事例も見てきました🔥
人気の指標は他にも握手券付き CD の売り上げや SNS のフォロワー数などもあります。
ですが長期で見た場合に、居心地が良くファン同士の結束が強いコミュニティの醸成こそファンの母数を増やしつつ、現場から離れたり推し変してしまうといったファンの離脱の抑制が期待できます。
コンテンツによってはお金を落とすだけでは有利に立てず、ファンの母数が重要になることも多々あります。
そのためコミュニティを拡大し、盛り上げることで運営やファン全体へ存在感をアピールしていくことが重要だと考えていました。
色々書きましたが、結局は自分がこういったコミュニティ活動が好きだったので基本的に楽しかったです。
コミュニティ活動で感じた課題
まず1点目は言葉を選ばずに言うと「ボランティアに過ぎない」ということです。
コミュニティに参加したからと言って何かしらの特権が得られたり、物理的な還元があるわけではないのです。
また、生誕委員として活動していることなどを積極的にメンバー本人にアピールすることは (暗黙的に) タブーとする風潮がありました。
ですので、コミュニティの企画に参加してお金を落としていようが、特にコミュニティに属していなかろうがメンバーからすればファンはみな等しく見えるということです。
全員がそうだとは思いませんが、他のファンより頑張って応援しているならメンバーから特別視されたり何かしらの権利が欲しいと期待することは自然だと思います。
ファン同士で交流したいとか、推しのためになる活動を見返りを求めずに積極的に手伝いたいという熱量が高いファンではない
ライトなファン層や、メリットが欲しいというファンをコミュニティに取り込むことのハードルは高いです。
2点目はコミュニティ活動のプラットフォームの使い勝手の悪さです。
私の応援していたアイドルの各ファンコミュニティは特定の SNS 上で運営する文化がありました。
決して、その SNS 自体が悪いのではなく我々のコミュニティ活動とは相性が悪い点があったり 幅広い年齢層が参加するのにはアカウント自体の作成の敷居がやや高めだったりという問題がありました。
これらはあくまで自分がアイドルのファンとして活動していた2010年代の話ですので現在は状況が変わっている可能性もあります🫡
Gaudiy という光
アイドルオタクとして奔走していた頃のコミュニティ活動の重要さと課題について感じていたことについてお話ししました。
これらの体験を経た自分だからこそ Gaudiy の目指す「ファン国家」と、ファンの熱量を最大化するファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」がぶっ刺さりまくったのです!
熱量を持った人々が価値を共創し、その価値が還元される社会を実現できるプロダクト。
本当に欲しかったのはこれだったんや!!
Gaudiy で働きたい以外の感情が欠落した瞬間でした。
Gaudiy に入社して
さて、入社するまでの話が長くなりましたが入社してからのことも少しお話しします。
Gaudiy の文化・印象
お試し入社という制度があります。
超簡単に話すと、入社者と既存の社員メンバーが一緒に働きたいと相互に納得できて初めて正式に入社できるという制度です。
これはミスマッチを減らすのと、メンバー全員が採用に携わっているという意識を醸成するためだと認識しています。
自分は前職でもエンジニア採用に長く関わってきましたが、比較して Gaudiy は多くのメンバーが採用活動に協力的なこと、候補者一人一人にしっかり向き合っていることに感動しました。
Gaudiy には「Fandom」というバリューがあり、あらゆるステークホルダーにファンになってもらおうという意識が体現されていると感じました。
弊社 HR/PR の山本さんがファンベース採用についてめちゃくちゃいい記事を書かれているのでそちらもぜひご覧ください🥰
やっていること
冒頭で述べた通り、Enabling Team として主にフロントエンド領域の技術や仕組みの改善に取り組んでいます👊
フロントエンドエコシステムの調整や改善, ライブラリ, ミドルウェアのバージョンアップ等を実施してきました。
とにかくフロントエンドの課題を見つけ次第取り組みつつ、採用している技術のキャッチアップに努めています!
CI の速度改善や PR のマージフローの整備などもやってます🔧
今後やりたいこと
転職の理由でもある「技術的な挑戦」のため、フロントエンド以外にも領域を広げていきたいです!
Web3 や LLM など、せっかく様々な挑戦ができる環境にいるのでトライしていきたい所存です。
とは言え、まずはフロントエンドのキャッチアップをしつつ 開発組織・プロダクトのスケールを見越した堅牢さに技術的な挑戦を兼ね備えたフロントエンド設計を模索していきたいです!
おわりに
元アイドルファンコミュニティ管理人の目線から見た Gaudiy についてお話ししてきました。
つい良い点ばかり書いてしまいましたがベンチャーでありがちな課題もありますし、どんどん人が増えて組織の筋肉痛もジワジワ発生しているというフェーズだと思います😶🌫️
ですが、とにかくワクワクする会社であることは間違いありません!オタク最高!!
私たちが目指すファン経済圏の世界はまだまだ先ですが、実現に向けて日本のエンタメで世界を変えたい!と共感していただける方は是非お話しだけでも聞きにきてください!
アニメなどのオタクトークがしたいという方もカジュアルにお話ししましょう🫶