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新島実と卒業生たち ―そのデザイン思考と実践 1981-2018


新島実と卒業生たち
―そのデザイン思考と実践 1981-2018

http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/11828

9月は原画展の他にもうひとつ企画展に参加します。大学時代にお世話になりました新島実先生が、来年の3月をもちまして視覚伝達デザイン学科教授をご退任されます。
本展では、新島先生のポスター、造本、CIなど代表作品と、新島ゼミ卒業生の作品を一堂に集め展示します。
私は2016年11月にリニューアルオープンされた神奈川県大磯町立「大磯町郷土資料館」常設展内グラフィックイラストの原画を出品します。サインとして使用されているイラストパネルは資料館に常設展示されていますが、原画展示は今回が初となります。

【展覧会概要】
会 期|2018年9月3日(月)-9月29日(土)
休館日|日曜日、祝日 ※9月17日(月・祝)、24日(月・休)は特別開館
時 間|10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
入館料|無料
会 場|武蔵野美術大学美術館
主 催|武蔵野美術大学 美術館・図書館
協 力|武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科研究室

監 修|新島実(武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科教授)
出展作家|新島実+視覚伝達デザイン学科新島実ゼミ卒業生


以下、過去の振り返りと自分語り…。
新島先生には大学二年次の植物図鑑を制作する授業からお世話になりました。私は絵本作家を目指しグラッフィックデザイン学科を志望しましたが、この植物図鑑の課題がとても楽しくて、文字と図版のコンポジションの美しさにハマり、それからはレシピ本を作ったり、わらべ歌を研究したり、人類進化を研究したりして仕掛け絵本を作ったりなどして、エディトリアルデザインの制作を行なっていました。その流れで卒業後は雑誌や書籍をデザインするデザイン事務所に入社しました。
絵本作家を目指して美大に入学したもののエディトリアルデザイナーを目指し、社会に出てデザインに挫折してやっぱりもう一度絵本を作ってみたくなったり、いや挿絵画家になる!と目標がフラフラしていましたが、今また絵本を作ってみたいという欲求が湧いています。卒業後、肩書きが定まらない12年間を過ごしましたが、この先もフラフラしながら生きていきそうです。
正しく新島イズムを引き継げているかは、自分ではよく分からないのですが、学生時代に新島先生からご教授いただいたデザイン的思考は、今でも自分の制作の根幹にあると思います。

今回の企画展では新島先生の作品はもちろん、様々な年代の卒業生たちの過去・現在の作品が展示されますので、今からワクワクしています。9月8日はアートパフォーマンス、トークイベント、レセプションパーティーなどが開催されますので、私はこの日に大学へ行く予定です。新しくなった図書館を見るのも今回が初めてなので楽しみです!散々通って調べ物をしたりサボったり、図書館裏の猫たちと昼寝したあの図書館が今はもうないと思うとちょっと寂しいですが…笑。

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