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俳句

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かれこれ10年近く前に気まぐれで詠んでいた俳句です。またはじめたいと思って過去作を公開してみました。
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俳句まとめ 2013年11月〜2014年12月

◆◆◆自由律俳句◆◆◆

ささくれ引っかかって長い帰路

乾いた眼球に冬の雨染み込む

夕方の話をやっと今笑った

トンネルの向こうに初恋

二度目のおみくじ安心して捨てた

笑い顔見に行くたびに太ってく

かじかむ手ほっといて赤信号

大雪降るらしい音のない夜

一駅過ぎた窓はむらさき

風の道探して午前零時

タコ噛む顔はずむ

ランドセルぶつけ合った子と飲んでいる

家族ごっこに鍋囲む

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自由律俳句まとめ 10月〜11月

雷に蝉止む

起きればダンゴムシの体だ曇天

雨音がなだめている夜明け

待っていた手海の冷たさ

風吹き声ちぢむ夕闇

一曲ずつ14歳辿る

酒薄くコートの中が寒い

呆れても夕暮れ

踏み出す弾けるヘッドライト

26時横断歩道で歌いたい

ビタミン剤飲み忘れたので今日は上の空です

もみじの切っ先あおを刺す

黒濃く晴れた夜

老猫だった時のにおいに顔浸す

◆◆◆無季定

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自由律俳句まとめ 9月

窓閉じて君が脈脈と聞こえる

雫の道筋ゆびで追う

俯く足の雲晴れた

一年前のプレイリスト再生してしまった潮風のふたり

温泉浸かってしぶきすら可笑しいあたしら

あんたが笑うから笑っちゃうんだよミカン酒注ぐ

鍋に温泉に酒に口数減ってく女共

一言で散ってく五人

こんな日の真珠しらけてる

開け放して夜が入ってきた

明るい夜の雲はやくて秋

瞼が落ちない夜は永い

ひっそり鳴く蝉の木の葉が

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自由律俳句まとめ 8月/『百縛百句』001〜015

鎖骨に金くさり揺れ夜がきた

会いに行く足10cm浮いている

影の中あるく影

よそんちの子の胸膨らんで沈んで日暮れる

夏猫遠ざける

昼の熱残す布団に伸びている

お囃子が右から左に抜けて秋

君とガイドブック見に行くだけの旅でいい

マシンガントーク耐えるイカ反る

見ているを見られて逸らす花

浮気の理由待って隣席ドリンクバー六杯目

駆けのぼるミニスカートに目線走る

捨てたい今日は燃

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自由律俳句まとめ 7月

寝てない私だけ昨日が続いている

ハートのうちわで虫たたく

君と生理痛重なるリビングデッド

折り曲げた太ももじっとりカーテンは揺れていた

ミイイインときてミィィ…ンのあたりが電子音

切れぎれに試し鳴きみっみっみっ

まっさらの麦藁帽子でどこまでも歩く


お囃子の調子で腹痛


涼しい風吹いてオレンジの街灯つく道


ぼとぼと雨屑おとしたあとの静けさ冷やり


赤いスープ飲んだ帰りの月があ

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句会「第七俳句界彷徨」第一回目に参加しました

自由律俳句の俳人・粟野賢太郎氏を代表とする句会、「第七俳句界彷徨」第一回目が新宿某所にて本日開催された。集まったメンバーは代表粟野氏、自由律俳句集団 『鉄塊』に所属されている松田畦道氏、私の三名。今回も三名。

例の如く、まずダラダラ飲んで一時間ほど経ってから、句を紙に書きはじめる。本来は2句のところだったが、緩い句会なので私は8句発表させていただいた。
以下、私の8句を添削前と添削後で表記する。

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自由律俳句まとめ 6月

効かない錠剤睨んだところで

透けた耳朶バイバイのとき

赤い花生けたい君の肌は南国色

分け目に上目遣い

帰りたくない束の間の青

三本の牛乳鉢合わせ

月背負って重たい雲影

うなだれて首痛める

バカ笑いしてちょっと晴れてた

濡れて太った足

霧雨湿ったジーンズ前に進めない

アレしてないコレしてない五月闇

水色じゃないと知る手が握ったみずいろ

気になる人いて髪少し伸ばす

首に巻き

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自由律句会「ブラウス」に参加しました

2月下旬に初めて句会に参加し、ライブで句とその作者に触れることが面白いと感じた。自ら句会を検索したりはしないヤル気のなさで、またいつか機会があれば参加したいとひっそり思っていた。

で、TwitterのTL上で自由律句会「ブラウス」の告知を見かけたので参加した。まぁこの句会、不純な動機で開催されたらしいのだけど、うっかり足を運んでしまった超初心者にとってはとても楽しいものだった。

13時に町田に

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自由律俳句まとめ 5月 中旬

墨の香りが背骨をまっすぐにする

誰も見たことのないもとのかたちに還りたい

靴擦れした足で駅まで遠い

定食屋みんなが見上げる先に宮根誠司

文句をいう老婆の声の柔らかさ

針金格子の間から日向に近づきたい桃色

そよぐ緑の向こうで他所んちの換気扇が廻っている

帰ったら爪を切る帰ったら爪を切る帰ったら爪を切る帰ったら爪を切る帰ったら爪を切る帰ったら爪を切る帰ったら爪を切る帰ったら爪を切る帰った

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自由律俳句まとめ 2013年3月〜5月

去年の9月に自由律な会「ア・ぽろん」に入会した。以来、全くがんばらず特に考えもせず。のんべんだらりと、どうしようもない自由律俳句をたまーに詠んでいる。それを一部まとめた。今後、備忘録として掲載していくつもり。実にナルシストな作業。だが、ちょっとおもしろい。

センター街を駆け抜ければ肺に湿気の膜がはる

さらりとした空気が血管を撫でる

固く鈍くなる指先に青信号を送れ

風にさらされた指先が発熱す

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俳人・土肥あき子さん主宰のコガモ句会に参加しました

今日は書道のお稽古の後、武蔵新田にある「絵本屋ティール・グリーン in シード ヴィレッジ」さんで開催された、コガモ句会に参加しました。主宰は土肥あき子先生。年に四回、季節毎に開催されている句会のようです。今日、一月二十五日は初天神の「鷽替え神事」という、季節の行事を行う日だそうです。(初めて知りました)

鷽という鳥を模した木彫りを神社で購入して、それを交換するらしい。写真が木彫りの鷽。
r土肥

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