なかにしまみ

催眠とフランスの魅力を探求しています。催眠とフランスのエッセンスを通じて本当の自分を見…

なかにしまみ

催眠とフランスの魅力を探求しています。催眠とフランスのエッセンスを通じて本当の自分を見つけるお手伝いをします。 https://www.hypnosetokyo.com/

最近の記事

言葉以外で受け取っているもの

普段 何気なく使っている表現も 改めて意識を向けてみると とても興味深いです。 フランスでは 親しい人との 電話やメッセージの やり取りの最後に ” Je t’embrasse ! “ キスを送ります! と、 添えることがよくあります。 実際に人と会うとき 出会い頭や別れ際に 抱擁をしたり、 頬にキスをし合う習慣が あるからでしょうね。 もともとこの ” embrasser “という動詞は 腕の中で支える という意味で そこから 抱きしめる 抱き合う

    • 口ぐせと無意識

      先日、 あるFBライブに お招き頂いたのですが、 自分が話している動画を 改めてみると、 あ〜😓 と気がつく 自分の口癖 これって 無意識だから、 修正するのって 難しいんですよね。 この 勝手に現れてくるもの 一体どこから 出てくるのか? フランスで 接客業をしているとき、 学んだことがあります。 例えば コーヒーを勧める場面で « Un petit café ? » よく使われる表現なのですが、 直訳すると、 「一杯の小さなコーヒー」 Petit は

      • 催眠言語とかぎ針編み

        友人が設立した コロンビアの先住民族によって ハンドメイドされたバッグブランド 立ち上げ当初 お手伝いをしていました。 彼女が熱心に語る ブランドのストーリーを 通訳しながら、 だんだんと 情景がありありとしてきて 自分ごとのようになっていく 瞬間がありました。 一本の細い糸を かぎ針で編んでいく 一目ひと目を かぎ針の先で 拾う 決まった図面もなく 作り手の感性と技術によって 蜘蛛の巣のように グルグルと螺旋を描いて 徐々に 姿を現す モチーフ、形 「催眠

        • 普通じゃない結びつき

          先日、何気なく セルジュ・ゲンスブールの話になって、 彼が亡くなった年齢を 改めて知ってびっくりした。 62歳! 若い! 70歳は超えてると 思っていた。 いろんな方向から 人生を謳歌したであろう 痕跡が現れていたからか、 あるいは あの圧倒的な 存在感のせいなのかしら。 皮肉や卑猥なジョーク エロティックなメタファー スキャンダル それにも関わらず、 今でも国民的な大スター 彼は、いつも ちょっと変わった表現を 好んだ。 言葉通りの意味の下に 別の世界が広

        言葉以外で受け取っているもの

          真実 La Vérité

          あることがきっかけで 大好きな映画のことを思い出しました。 「真実」という是枝監督の作品です。 日本語公式サイトはこちら この映画の感想を一言で言えば、 ヒプノセラピーの後のようなカタルシス! 是枝監督の作品ですが、 本編のほとんどはフランス語で、 主なキャストは カトリーヌ・ドヌーヴ ジュリエット・ビノシュ イーサン・ホーク 劇場で見逃したので、 WOWOWで観ました。 映画が始まる前に、 放送作家の小山薫堂という方が この作品について書いた文章が紹介されて

          真実 La Vérité

          自分の声は好きですか?

          こもった声だし 大きい声出ないし 音域狭いし 音痴だし 随分と長い間 自分の声が 好きではありませんでした。 中学生のころ、 一度だけ 同級生の女の子に 「あなたの声が好き」 と言われたことがあって、 まるで 「あなたのことが好き」 と、言われたかのように 嬉しくなったことを 思い出しました。 だからなのでしょうか。 ここ最近、 「声がいいね」 と言っていただく機会が 増えたのですが、 まるで 存在を認めてもらえたかのように 嬉しいことに感じるのです。

          自分の声は好きですか?

          ワンワンってなんのこと?

          私たちは一体どのようにして 言葉を学んできたのでしょう? ある名前を聞いた時、 それが知らない言葉なら、 「それは何のことだろう?」と 対象物を探します。 あるものの存在に対して 何と呼ぶものか分からなければ、 その名前を覚えて、 対象物と紐付けます。 こうして A = B のように 認識していきます。 それができるのは、 すでに そのような 整理の仕方を 習得しているからですが、 ものには名前がある ということを 知らなかった とっても幼い頃は 一体どのよ

          ワンワンってなんのこと?

          記憶とは香りのようなもの

          香りによって ふとある記憶が 思い起こされることは ありませんか? 香りは直接 記憶に働きかけるらしいですね。 あの懐かしさや あの温もりや あのムードや あの感情が 一瞬にしてよみがえる。 失われた時を求めてで有名な プルースト現象 そして 私たちの脳には 不思議な力があります。 ないものをつくりだす 無意識に何かを知覚し、 足りない部分を予測して 脳が補います。 目を閉じて ありありとイメージしてみると そこには ないものが見えたり、 ない音を聞いたり

          記憶とは香りのようなもの

          ゲンスブールを催眠的に聴いてみる

          昨年の秋、 待望のセルジュ・ゲンスブールの自宅公開が はじまりました。 亡くなった後、 娘シャルロットによって タバコの吸い殻まで 細部に渡って当時のままに 保存されてきた、自宅。 たまたま渡仏予定があったのですが、 年内の予約は即満席。 幸い空きのあった 新設されたミュゼには 行くことができました。 映画 「ジェーンとシャルロット」で 垣間見られた 室内のシーンは、 まるで 時が止まったかのようで 時が遡ったかのようで 宝石のように美しく、 幻想的な世界に没入し

          ゲンスブールを催眠的に聴いてみる

          最良の日々

          朝起きると いちばんに ベランダからの 景色をみる。 今朝の朝焼けは 格別だった。 だんだんと 黄色の光が増してきて 今までで1番綺麗かも! と思うくらい わ〜!と心が躍る。 そして しばらくすると 全く違う景色に変わっている。 陽はまた昇る 過ぎた日々を振り返って 大切に懐かしむこともできるし 明日は 一体どんな美しい景色が 現れるのだろう? と 楽しみにすることも できるのは なんと幸せなことだろうかと思う。 “人生最良の日々とは、まだ生きてない

          本当の自分を見つける方法

          On と Off 私たちには いろんな顔がありますね。 社会人として 家族の一員として 母として 妻として 娘として 女性として ひとりの個として 役割を果たすことは とても大切です。 そして時に 役割に縛られて 苦しくなってしまうことがありませんか? それはただ 役割に没頭しすぎて 今どの役割なのか 気付いていないだけかもしれません。 気が付いていなくても 知らないうちに 変わっています。 いつもいつでも 誰といる時も 同じ『わたし』ではない ただそこに

          本当の自分を見つける方法

          声に耳を傾け、心を開く

          クライエントの声先日、定期的に来てくださるクライエントが、 私にこんなことを教えてくれました。 「まみさんの声に親しんできたから、 とても楽にリラックスできるようになった」と。 睡眠中も意識が働いていたり、 いつもなかなかリラックスすることが難しい と言っていたのですが、 セッション中は 随分と深くリラックスできた様子でした。 声の力声というのは、単なる音ではなく、 人間の感情、思考など さまざまな「その人」が織り混ざっています。 私たちが誰かの声に耳を傾けるとき

          声に耳を傾け、心を開く

          一目惚れと催眠

          魅力的!Fascinant ! 一瞬にして 心をとらえる出会いってありますね。 人、もの、言葉、音楽、文化… 理性の目をすり抜けて すっと心の奥に入り込み、 それは とても素早くて 気がついた時には すっかり 居心地よく 存在していて、 ずいぶん前から そのための居場所が 用意されていたかのよう そして 声や、 匂いや、 何かの拍子に その存在が 意識にのぼり、 あ〜 やっぱり 大好きだなー と、 うっとりとして さらに細胞に染み入り その存在を自分の内

          一目惚れと催眠