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~春を告げるぜ蚊柱トルネード~ 「鳰の海に響け腹鼓」の答え合わせ的な何か【4】

鳰の海、解説投稿の続きです。

その前にちょっと関西弁表記について。私はタメ語的な関西弁表記も好きだけど、関西弁+敬語表記にも憧れています。

「じゃないですか?」が「ちゃいますやろか?」に。
「~しておられるんだろうか」が「~してはるんやろか」に。
「~ですねん」「~ですやろ」「~ですやん」などの雰囲気も好きです。

が、ノーマルの関西弁表記でさえ私には難しいのだから、関西弁+敬語では書けそうにないのでした。

あとなんでやろ……。関西弁+敬語やと「京ことば」のイメージやねんな……。

Amazonのレビューコメントってついつい見てしまいますね。
時々爆笑。

さて、前回の続きです。

マイカヌーに乗れたらヨシ笛吹きたいな
ソプラノリコーダーより音量少ないから
このご時世にはちょうど良いでしょ

滋賀県民は、ヨシで作った笛を吹く習性があります。私も店で買ったよし笛を吹いています。

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私は小学校で使っていたソプラノリコーダーもまだ持っていますが、ソプラノリコーダーってけっこう音大きくて気になるんですよね……。その点よし笛は音量控えめでちょっと安心です。

(※動画は後半音量注意です。)

気軽に吹ける楽器としてもうちょっとよし笛をアピールしても良い気がします。が、ヨシで作っているからそんなにたくさんは生産できないのでしょうか。あと、よし笛は非常に薄くて少しの負荷でも割れるそうなので、取り扱い注意ですね。

ヨシとアシは紙一重どころか同じだった

何をうまいこと言ったつもりになっとるねん(セルフツッコミ)。

「人は考える葦である」のアシとヨシは同じ植物です。私はずっと別物かと思っていました。元々はアシだったそうですが、「悪し」っぽくて縁起が悪いからヨシと言うようになったのだとか。

ヨシは英語でリード(reed)だそうですが、リード楽器のリードもヨシのことだったそうです。吹奏楽部でクラリネットを吹いていた私はこのことを知ってなんとなく、ヨシへのご縁を感じました。

南から聞こえる狸の腹鼓に揺られて
引き出しにしまいっぱなしだったヨシ笛に口付けた

よし笛、引き出しにしまいっぱなしやったんかいっ(セルフツッコミ)。

信楽焼の産地は湖南の方、甲賀市信楽です。

たぬきって個人的にはのんびり・おっとりのイメージですが、「他を抜く」という語呂合わせで縁起物とされているそうで、意外と意味合い的にギラギラ、アグレッシブな感じです。狸の置物を置いてあるお店は、他の店に挑戦状を叩きつけているわけですね。

信楽焼といえば朝ドラ「スカーレット」ですね。
登場人物の大阪人率が高いのは、滋賀だけだと火力不足だったからでしょうか……? 信楽焼ストーリーに大阪ノリ配合。

穴窯に取り憑かれた主人公は「もっと燃やす。もっともっと火焚くんや!」との名言を放ちました。抑圧からの解放、そしてすべてを投げ打ち芸術に捧ぐ怒涛の後半。人間の生き様を描いた感動作です。

なんかオオユスリカめっちゃ飛んでる

広大な琵琶湖からオオユスリカが大量発生し、近隣住宅に大群で押し寄せ、壁や車にへばりつきます。滋賀県民はそれを「びわこ虫」と呼び、可愛がっています。

ユスリカは噛んだり刺したりしません。ゲジや大ムカデに次ぐマスコットキャラ候補ですね。

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2月に見た蚊柱。妖精みたいで幻想的ですね。

ユスリカが好きな人は是非、琵琶湖のほとりに住んでください。毎年多くのユスリカが家の中に遊びに来てくれますよ。

たまにはオオユスリカにむせかえりながら
鳰の海と心一つにするのもいい

湖に近づくほど、びわこ虫の数が増す模様。


では今回はここで終わります。
お読みいただきありがとうございました!

【続く】


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