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【家に入ってきた虫の逃がし方!】(虫写真付き)

こんにちは!
皆さんの家にはよく虫が入ってきますか?
うちは迷子虫がいっぱいです!

夜に明かりにつられて入ってきた虫などは、朝になると窓際で死んでいたりしますね。「外に出たかったのかな……」と思うと可哀想なような気がします。実際虫にとって何が幸せなのかは分からないので、余計なお世話かもしれませんが、入ってきた虫は逃がしたくなりますね。

ということで今回は、虫の逃がし方について書いてみます。私はまだ研究中なので間違えたことを書いていたらすみません。意外と、刺すイメージのない虫が刺してきたりすることもありますが、それぞれの虫の動き方を観察しているとそこそこ行動パターンが読めてきます。虫はホラー作品とかで見るような意味不明な行動はしないんだなと分かってきますよ!

まず、家の中に入ってきてブンブン音を立てる甲虫からいきましょう。

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でかい甲虫は滅多に入ってきませんが、家によっては入ってくるという方もいらっしゃるかも?
こういう、カブトムシのメスみたいな形してるやつは噛みません。止まった隙に虫取り網や手づかみで外へ逃がすとか、昼間であれば部屋の電気を消して窓を開けて誘導するとかして大丈夫です。

噛みはしませんが、甲虫を握ったりつまんだりして抵抗されると、足のトゲがちょっと痛いかも。ツルツルしていてつまみにくいこともあるし、手に乗せた方が持ちやすいかもしれません。

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コメツキムシやテントウムシにも噛まれたことありません。普通に窓を開けるとか、手に乗せて外へ出すとかして大丈夫だと思います。

彼らは肉食なので、絶対噛まないのかどうか私には分かりません。また、カミキリムシとかジョウカイボンとかは噛むこともあるようです。

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▲カミキリムシ(ウスバカミキリ? ミヤマカミキリ?)

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▲ジョウカイボン

噛む虫と噛まない虫の見分けがめんどくさい、できれば触りたくないという方はこういうものを作ってみてはいかがでしょうか。

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ペットボトルの上部を切り抜いて作った虫捕獲容器です!
厚紙のフタとセットで使います。

虫が壁や床やカーテンに止まった隙に、容器を上から被せて捕らえ、厚紙のフタを下から差し入れて出口をふさぎます。透明なので虫取り網と違って虫の様子を見ながら捕らえることができ、虫を無傷で逃がせます。カメムシやカミキリムシ、ムカデからゴキブリまで、大抵の虫はこれ一個で取ることができます。

ただ、ハチ類をこれで取ることは試していません。これでハチを取るのは危ないかもしれないです。

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カメムシなどは容器を被せようとすると走って逃げたり飛んだりします。勢いよく容器やフタを扱うと、虫を容器の縁で切断したり、フタを虫に引っかけて傷つけたりする可能性があります。様子を見ながらそっと捕まえることをオススメします。

カメムシはおしりや体をちょんちょんと軽く指でつつくくらいでは匂いを出さない模様です。容器で捕獲しても、空間に余裕があれば匂いを出しません。カメムシをつついたり捕獲したりして匂いを出された場合は、元から匂っていたか、扱い方が荒かったのだと思われます。カメムシをつまんだり圧迫したり、容器に入れて振るなど刺激を与えなければ匂いを出さないようです。

では手に乗せて逃がしても匂いは出さないのでは……というと、それはそうなのですが、セミやカメムシを手に乗せるとストローのような口を突き刺してくるみたいなので、セミやカメムシを手などに乗せてみることはオススメできません。

一般的に「サシガメ(肉食カメムシ)は刺してくる」という情報があり、草食系カメムシが刺すという情報はあまりないのですが、多分草食系も刺します。ヨコバイとかも刺します。

↓ちっちゃくて丸っこいカメムシもいます。

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さて、お次はムカデです。

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大きなムカデをつかまえる場合は、ムカデの進行方向に容器を置いて、自ら入ってもらいます。
ムカデには足が多くあり、容器に入ったと思ったらいずれかの足で容器の縁にしがみついている場合がありますので、よく見て容器の中に誘導します。手を噛まれないようご注意ください。
ムカデが入ったら容器の口を上に向けてムカデを底に落とし入れます。これでムカデは容器から出られません(多分)。ムカデはツルツルのプラスチックを登れないようなのです。
ただ、絶対そうかと聞かれると自信がないので、ムカデを容器に入れて持ち運ぶ際はご注意ください。

小さなムカデは容器ですくい取ったり、カメムシなどを捕まえるときのようにフタと容器を使ったりもできます。細くて平べったいムカデは隙間をすり抜けますので、小さいムカデにもご注意ください。

また、ムカデやゴキブリ(に限りませんが)は、取り逃がすと家具の裏などの隙間に入っていきます。室内で虫を見失ってもまぁいいやと思える方のみ捕獲を試みてください。

容器の底に入ったムカデはしばらくよじ登ろうとしたり容器の底をぐるぐる回ったりしますが、一旦おとなしくなります。疲れるのか観念するのか落ち着くのか、なぜだかは分かりませんが大抵静かになります。そしてしばらくするとまた動き出すようです。

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私は子供の頃、ムカデは尻尾にも毒があると思い、恐れていましたが、噛みつくのは頭の方だけらしいです。

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こっちが頭。よく見るとカニみたいな顔と、触角が可愛いですね。タンスの裏かどこかにいたのでしょうか、ホコリまみれです……。

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こちらがおしり。
トビズムカデの色合いには個体差があるそうです。

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その他、お風呂に入り込んだユスリカなどの小虫は、プラスチックシート(?)を切り抜いて作った箱で逃がしています。時々容器で押し潰して死なせてしまいますが、そのままシャワーで流してしまうよりは生存率が上がるのではないかと。
箱は算数で習った展開図の容量でシートを切り抜いて作ります。

ちなみにアオバアリガタハネカクシという虫は、体液が皮膚に付くとやけどのような症状が出るそうなのでご注意ください。その他、毒虫などについては調べてご確認ください。
私は面倒なので虫の種類を確認せず逃がしていますが、今のところ症状など出たことはありません。

さて、この2つの容器でさほど危険性のない虫の多くは逃がせると思うのですが、私はスズメバチはどうも苦手です。ハチの逃がし方について調べている方は、お手数ですが別のサイトをご覧ください。窓を開けて電気を消すという方法が一般的らしいです。

ちなみにうちにはルリジガバチなどの黒っぽいハチが初夏によく入ってきますが、気が付くといなくなっていることも多いです。自力で窓の隙間から出て行くところを見たこともあるので、黒っぽいハチは出入り自由のようです。

ではこれで虫の逃がし方の話を終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました!


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