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幽霊考察

まず最初に言っておくと、私は霊感がなく、霊感のある人の話を頻繁に見聞きしているわけでもないので、的外れなことしか言えません。視えていたら多少、リアルな話が可能かもしれないですけどね⋯⋯。

幽霊ってまだ、現実的に考えられていないですよね。知っている人は知っている、信じている人は信じている、みたいな。
けど本当に幽霊が存在するなら、幽霊とのテレビ電話とか、なんらかのコミュニケーション手段が確立されれば良いですよね。そしたら「あの時はごめんね~!」とか気になってたこと言えるし、「元気にしてる?」って連絡取れるし、幽霊さん側の話を聞いて、無念を晴らせるよう、より良い社会になるよう考えられるし。

霊とのコミュニケーション、まで行けたら、動植物や物質や星や水とか、何か魂っぽい様々な存在とコミュニケーションが取れそうな気がしますよね。霊もそれ以外も全部同じ「魂」っぽいイメージがあるし。
まぁその分、問題点を指摘されまくったりして、より気の抜けない、善人を目指さないといけない厳しい世の中になるかもしれませんが⋯⋯。

今は「死人に口なし」で逃げ切れていること、いっぱいありそうですよね。私も未来でどれだけ償わないといけないかと思うと、気が遠くなります⋯⋯。

さて、幽霊って「死んだ人」と考えられていますが、そもそも生がメインって本当? 幽霊も、幽霊ステージに入った生命体(?)であるとも言い換えられるかもしれませんよね。蝶やセミが羽化して抜け殻が残されるように。⋯⋯ご遺体は抜け殻にしては、今までのすべてが詰まっているので、インパクト強すぎですが。

幽霊に「あれは抜け殻だよ~」って言ってもらえたら、心底ホッとします。だってほら、昨日まで丁寧に扱い、気遣っていた肉体を焼いてしまうなんて、ちょっとショック強いじゃないですか。生きている人の悲しみが癒えない、あるいは無下にされて孤独に死んでいった人の無念が晴らされない、そんな社会が、幽霊とのコミュニケーションで改善されたらな~って思うんです。

けどそれ、個人レベルで探し求めるとすると、思いつくのは霊感のある人に頼むくらいで、詐欺とか怪しいのが怖いですよね。今よく言われている、「先祖が地獄で苦しんでる(から金を出せ)」とか。「死者に会わせてあげる」とイタコみたいなフリして騙されたらどうしようとか。
そう思うと、オカルト系の門を叩くのはなかなか勇気が出ませんね。見極められる人なら、本物の霊能者と詐欺師の違いとか分かるのかもしれませんが、私は言葉しか見えないので、まったくもって分かりません。

となると、自力で幽霊に会うには?
やはり、会う「体験」を自分で起こす、ことでしょうね⋯⋯。

私は霊感がありませんが、虫の行動について、不思議だなと思ったことがあります。

駅で、お婆さんのまわりを飛び回って離れないアオスジアゲハを見たこともあります。そういうの、「きっと虫の生態的に理由がある行動で、お婆さんの近くを飛び回っていたのは偶然だ。霊だの何だの関係ない」って言ってしまえばそれまでですが、よくよく見ていれば、不思議な行動ってけっこうあるのかもしれませんね。

私は虫が好きでよく眺めていますが、生き物への考え方は人それぞれです。「生き物が生きるために戦う姿が好き」と言う人もいれば、「益獣は味方(猫はネズミを食べてくれる、ゲジやアシダカグモはゴキブリを食べてくれる、肉食テントウムシはアブラムシを食べてくれる)だから好き」という人もいれば、すべての命を尊重したいと言う人もいる。

なんの話でしたっけ?
そう、同じ現実を見ていても、捉え方や考え方、ピントを合わせる部分が違うわけですね。
「ももたろう」のどこが素晴らしいかを人に聞いてみても、多分、答え方は人それぞれですよね。

そして類は友を呼ぶ。
結局、「どの考え方が正しいか?」ってのは謎なわけなのですが、好きな考え方をしていれば、そのような現象を引き起こせると思います。

私は、調子がいい時期は、人ともシンクロニシティを起こせました。「今そのこと伝えようと思ってた!」とか、「そうそれ! よく分かったね!?」と言っていただいたり。相手が脳内再生していた歌を鼻歌で歌って「おおっ」と言われたり。しかし近年、人間不信モードがやや強くなっているので、シンクロニシティがあまり起こりません。

ほわわーんとした雰囲気でいると、公園や道端や駅で、知らない人に話しかけられます。それで子どもの頃に痛い目見たこともあり、訳の分からない人が近づいてくることへの不信感が強まっているのですが、「知らない人から、特に理由もなく話しかけられるとき」って、何か霊的な扉が開いているモードなんじゃないかと、個人的には思っています。

急いでいるとき、イライラしているときには起こらず、フラフラと余裕のあるときに発生するこのモード、喋っている相手は案外、人間じゃないのかも?
生き物を眺めているときに生き物について話しかけてくださる人はけっこう多いです。生き物好きって、やや少数派で自由を好みそうだから、ふっと話しかけてふっと去る、動物みたいな(?)人も多いのかもしれませんね。

あとは、知り合い程度に思っていた人が、こちらの思っていた以上の親近感を示してくださったと感じたとき、嬉しいとともに、今までの無関心を申し訳なく思います。

生きている者にも死んでいる者にも悪いヤツはいる、と思うとそれが怖いわけですが、「危険かもしれない」とか言っていたらキリがないですね。
以前から、すべての生き物を好きになりたいですが、ハチが苦手で、こないだもハチにビビってパニックになってしまったので、今はスズメバチ相手に冷静になることを、少しだけ心がけています。

こないだ花を見ていたら、近くで羽音がして、横を見るとスズメバチが私の隣で狩り(?)をしていたようですが、ちょっとだけ冷静に、眺めながら去ることができました。ほんの少し、スズメバチが怖くなくなってきた気がします(それでもまだ、急に来たらどうしようと思うと怖いですが)。

⋯⋯幽霊と、虫や、生きている人は関係ない?

そういう考え方もありますが、私は、すべての魂は元は似たようなものなんじゃないかと思っています。脊椎動物の胎児がみんな似たような形してる、理科で見た図みたいに。

心の原点とか、生まれる前とか、そういうところに想いを馳せるほど、何かに近づく気がするのです。害虫がどうとか、あの国がどうとか、嫌いな人がどうとか、利益だの損害だの、迷惑だの駆除だの善悪じゃなく、そんな違いが何も存在しなかった原点に。

まぁそれも一つの勝手な憶測ですが⋯⋯
スッキリできる世界に、それぞれのやり方で、繋がったら良いですね!


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