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日本美適進化論:際立つということ

どうしても目で追ってしまう、気になって足が止まる、気が付くと注視している、なぜなのか気持ちが持っていかれるという、ひときわ印象的に記憶に残るモノやヒトへの正体は、無意識の「憧れ」という成長意欲が関わっていると感じます。

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<突き抜けた強烈な個性>

ノイシュバンシュタイン城の魅力は、城を造ったルートヴィヒ2世の"強烈な個性"に依るところが大きいのではないでしょうか。生涯独身で謎の最期を遂げた『ミステリアス』な部分や、芸術に情熱を注ぎ、『絵本のようなメルヘンの世界』を作り出した一人の国王の世界観が、みなさんを夢の世界に誘うのだと思います。日本でも有名テーマパークのお城のモデルになってますよね!城の建造によって国の財政は傾き当時の国民からは不評でしたが、現在では立派な観光の目玉としてバイエルンの皆さんに大きな恩恵を分け与えることができています。出典:Wikipedia

■■■「際立つ」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1)突き抜ける

2)ブレない軸

3)表向きの嘘

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1)突き抜ける

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相手にいつ何を要求を示されても、自分の感受性を手放すことなく我を通す(ワガママ?)マイぺースさを守るのは、現代社会では中々難しいことです。しかし大きな志や目的を持つ人にとっては、そう在りたいと願うのが本音でしょう。その迎合しないスタンスを持たずして生きているうちに行きたい領域へはとうてい到達しないことを感じているからです。相手の顔色や評価などは一ミリも気にしない、自分の感受性を護ることについて突き抜けた判断が下せる人に、周囲は困ったなと思う反面、憧れや、自分が真似できない行動力への憧れを持つのでしょう。

どうしても気になる相手を考え続けている時間が長いほど、相手の特性がどこかに取り込まれる。その人は自分を成長させてくれる要素を持つ相手だから。

私にも自分を成長させてくれる憧れの上司や友人がいます。その存在は、私の成長を促すエッセンスなのです。

2)ブレない軸

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自分のことが実は一番よくわかってないのだと、感じることがあります。考えも変わる、判断にも迷う、自分軸がないのかな?

しかし、十分に満足するまで自分に向き合ったら、どこかの時点で「もうここまで理解すれば十分だ。」と納得する潔さが必要です。

それも時代や年齢と共に、その様子は変わっていくと柔軟に捉えることで「軸」がつくられるのだと感じます。「軸」とは、これだ!と決めることではなく、変化することを経験した人に備わるものだからです。「軸」が無ければ変われないのですから、大きく変わろうとすることで強い軸が備わるのでしょう。

3)表向きの嘘

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人は一日に6万回思考すると言われています。

思考は「言葉」です。その多すぎる思考という言語から、たった一つの言葉を生み出して相手に伝えなければならない。口から出るたった一行の言葉の裏に、口にできなかった圧倒的に多くの言葉の存在があります。

多くを感じ考え過ぎてちゃんと言葉にできなかった経験が皆さんにもあるでしょう?

伝えたい言葉が見つからず、一応伝えてみたけれどちょっとニュアンスが違って、表向きで嘘っぽくなってしまう。思考回路が一定のフォーマットで定着しているビジネスマンなどは、使う単語がパターン化して語彙力が不足していることもあるようです。すると、相手の属性が違う場合、とたんに伝わり難さを感じるはず。饒舌でなく下手でも自分の言語で伝わる語彙力を高めることで、表向きで他人の言葉のような嘘っぽさは回避できますね。

これは、言葉を受け取る側がクリエイティブな感性で、言葉にできなかった数多くの思考をくみ取る感性も大切です。

際立つ人とは、たくさんの経験から自分の思考と言葉で伝わる世界観を持つ人かも知れません。

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