見出し画像

【ロンドン発】2024年週刊ジャーナル(8月26日~9月1日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。


8月26日:「空港での飲酒を2杯までに制限すべきだ」というエアライン・ボスの提案。

エアレイジや乱暴な乗客、または喧嘩を始めて降ろされる客。「空港で飲めるアルコールの量を制限する必要がある」と、ライアン・エアのマイケル・オレイリー社長は訴える。彼は、エアレイジは過去最高であり、出発前のバーでの飲酒は2杯までに制限すべきだと主張している。統計によると、年間1,000便がエアレイジによる影響を受けており、ライアン・エアは少なくとも週に1件の暴行事件に対処している。最悪のケースはマンチェスターやグラスゴーからイビサへのフライトだとオレイリー氏は言う。機内で泥酔した場合、すでに最高5000ポンドの罰金が科せられるが、オレイリー氏は罰金を増やし、バーで搭乗券を見せることで飲酒制限を強化し、乗客のアルコール摂取量を監視したいと考えている。オレイリー氏は、空港での遅延が長くなるほど乗客は不満になり、バーで過ごす時間も長くなることを認めている。平均遅延時間はまだパンデミック前のレベルを上回っており、定刻に英国を出発する便は2019年よりも減っている。そんな中、空港での飲酒制限は必要だと思いますか?

channel4news:Ryanair boss Michael O’Leary wants European airports to enforce a two-drink limit to cut down on the incidents of drunk and disorderly passengers causing problems on flights.

良いと思う。私はスペインやギリシャのいわゆる「パーティー・アイランド」には興味がないので、幸いこのような酔っ払い客と遭遇したことはないが、午前中でも空港内のパブやバーは営業しているので、搭乗を待つ客はそこで時間を潰すことになる。イギリス人は空港に到着した瞬間=ホリデーの始まり、なので荷物を預けてセキュリティーを通過したら、パーティーなのだ。だが、ライアンエアを含む航空会社の出発遅延がこの問題の一端を担っているのも事実。先週、フランスのビアリッツに行った際、ライアンエアを利用したが、行きは2時間遅れ、帰りは30分の遅延だった。たしかにコロナ後は遅延が当たり前になっており、そもそもなぜ守れないタイムテーブルで稼働する?と疑問なのだが、遅延が解消されれば、乗客の怒りや不満は無くなるし、時間つぶしにパブに行くこともなくなるだろう。しかし、最悪がマンチェスターとグラスゴー発とは、予想でき過ぎて、笑えてくる。

今回のオレイリー氏のコメントに対して、ウェザースプーンのティム・マーティン会長は、最も繁盛している空港パブで過去4週間の売上を見直したと述べた。「ここ数年、空港当局や航空会社から私たちのパブに対する苦情はありません。私たちのパブチームは、迷惑な乗客を見かけた場合、空港警察とセキュリティーに警告を発します」。完璧な解決策はない、としながらも、「空港、航空会社、免許当局と協力することで、往路便の "合理的なバランス "をとっている」とマーティン氏は付け加えた。

BBC:Ryanair boss calls for two-drink limit at airports


うーん、安いアルコールを売るだけ売って、あとは航空会社にバドンタッチというのも無責任な感じがするよなあ。搭乗を待つ客は100%機内に案内されるわけで、その結果は目に見えているはずだから。しかしながら、先でも述べたように、出発の遅延を失くすことが最も効果的な解決策だと思う、と言うか、これに限ると思うのだが。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

現在発売中の『ミュージック・マガジン』9月号で、ファット・ドッグのインタビュー通訳を担当しました。



8月27日:再結成のニュースを聞いて、最初に思ったのは、ぺギーもこれで安心したよね、だった。それは、このドキュメンタリーを観ていたから。

そして、その時の感想は、ここにも書いた(↓)。

で、イギリスで何度もシェアされているのは、こちら(↓)。キャシー・バーク大好き。


8月28日:『オアシスを見ることができずにいた。この瞬間のために私の人生はあった』。英イーブニング・スタンダード、カトリーナ・ミルプリ記者のコラム。

 オアシスは私の人生を変えた。大げさに聞こえるかもしれないが、本当だ。10代の時、彼らにハマり、その音楽はそれまで聴いたことのないような衝撃を私に与えた。西ロンドンで育ったイギリス系インド人である私の子供時代は、多様なジャンルの音楽に彩られていたが、ギター・ミュージックはその中にはなかった。母はインド音楽を聴いていたし、父はダブ・レゲエ、ファンク、ハウス・ミュージックを聴いていた。ロックバンドを知ったのは12歳のときだった。
 2007年、私はセカンダリー・スクールに入学したばかりだった。放課後、音楽ビデオチャンネルを流し見していたとき、「リヴ・フォーエヴァー」のミュージックビデオを見たのを覚えている。私は夢中になった。
 親友の父親からオアシスのCDを借り、暇さえあれば彼らのインタビューやライブを見て、ギャラガー兄弟のすべてに魅了された。服装、話し方、そして何よりも音楽。すべてに夢中だった。彼らはまた、ビートルズ、ブラック・サバス、ストーン・ローゼズなど、他のバンド音楽への入り口でもあった。
 バンドをやりたいと思い、独学でギターを始めた。Facebookで『Pete's Musical Oasis』というオアシスのファン・ページを運営していたオーストラリア人のチュートリアルを観て学んだ。この頃になると、オアシス・ファンの友達も何人かできたけど、ほとんどの友達グループはもっとポップ・ミュージックに夢中だった。私がなぜオアシスに夢中になるのか理解できない友人もいたし、そこまで夢中になるなんてクレイジーだと思われていた。実際、当時は彼らを中傷するのが流行っていた。
 ファン・グループを通じて、私は世界中の仲間とつながることができた。私たちはオアシスの曲のカバーをシェアし、パフォーマンスについて議論し、強力なコミュニティを作り上げた。オアシスへの愛を共有することでネット上で知り合った人とは、今でも親しい友人だ。
 オアシスの全曲をギターで覚えた後(そこまで難しくはない)、私はロックスターのブーツを脱ぎ、代わりにジャーナリズムを目指した。『NME』などの音楽雑誌でギャラガー兄弟のインタビューを読み、いつか自分もインタビューしたいと夢見ていた。このことがきっかけで、今のような仕事に就くことができ、一生感謝している。
 ギャラガー兄弟のどちらにもインタビューする機会はなかったけれど、別々に会ったことはある。大学生の頃、カムデン・タウンでチラシ配りをしていたら、ノエル・ギャラガーが通りを歩いているのを見かけた。それは運命だった。私は彼を呼び止めて話をし、彼は丁寧に私の人生や大学卒業後の計画について尋ねてきた。私はジャーナリストになりたいと話し、彼との会話の時間を最大にするためにタバコを1本お願いしたことを覚えている。私はタバコを吸わないのに!
 数年後、私はリアムに会った。初めてマンチェスターを訪れたのは、ザ・ストーン・ローゼズを観に行くためだった。駅を出ると、リアム・ギャラガーそっくりの男が私の目に飛び込んできた。彼はオレンジ色のパーカーを着て、あのスイングで道を歩いていたので、私はすぐにそれが彼だと気づいた。彼もコンサートに向かう途中だったので、別れる前に少し話をした。
 オアシスの主要メンバーに会ったにもかかわらず、私は彼らのライブを見る機会がなかった。2009年にオアシスのTシャツにバケットハット、パーカーを着てVフェスに行ったが、ヘッドライン・セットに彼らが現れることはなかった。その5日後、彼らは解散を発表した。私は打ちのめされた。チケット代に何百ドルもかけていたし、その瞬間のために私の人生全体が積み重ねられてきたような気がした。
 数年が経ち、私のようなオアシス・ファンは再結成を夢見ていたが、リアムはビーディ・アイというバンドを結成し、ノエルはノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとしてツアーを行った。2人ともオアシスの曲をセットで演奏するので、機会があれば観に行った。オアシスを最も近くで体験できたし、最高だった。観客はオアシス時代を追体験するために来ていたが、皆同じことを願っていた。
 再結成の噂は常に湧き上がっていたが、私たちは皆、期待しないことを学んだ。結局のところ、ノエルは絶対にやらないと明言していたし、リアムの不可解なソーシャルメディアへの投稿にも慣れた。
 しかし先週、私の携帯には友人たちからのメールが殺到した。再結成の強い噂がマスコミを駆け巡った。私は信じられなかった。
 再結成が決定してからの反応を見ていると、控えめに言っても圧倒される。世界中がこの再結成に興奮しており、まるで私たちみんながひとつになったような気分だ。Z世代の小学生から年老いたオアシスのダディまで、誰もがネット上で祝福しているし、レディング・フェスティバルでのリアムのギグでのオーディエンスの様子から察すると、これからのライヴでは様々なファンが入り乱れていることだろう。以前オアシスファンの私をバカにしていた人たちでさえ、このニュースについて投稿していた。
 再結成は、私のような人々にとって、大好きなバンドを最後に見るチャンスであるだけでなく、古き良き時代を追体験するチャンスでもある。90年代のノスタルジーが流行っている。
 当然、私にはいくつかの懸念がある。チケットは手に入るのだろうか?ツアー前に兄弟が仲違いしないだろうか?ファンはまた、このような事態がどのようにして起こったのか、そしてこの事態が今後も続くのかを知りたがっている。彼らは本当に和解したのだろうか?新曲はあるのだろうか?気になることは山ほどある。
 今のところ、私たちにできることはじっと我慢してチケットを手に入れることだけだが、大きなスケールで見れば、これは世界で最も偉大なバンドのひとつが戻ってきたことを意味し、私は興奮を抑えることができない。

Evening Standard : I missed out on seeing Oasis — this is the moment my life has been leading up to

タイトルだけ読んで、確かに大袈裟だな、とは感じたが、本文を読み進めていくうちに、これ私じゃね?となった。これって、私のザ・スミスじゃん。宮崎の片田舎で初めて「This Charming Man」を効いたのは15歳の時。友人の作ってくれたミックステープに収録されていた。以来スミス大好きになってしまい、その後アルバムCDを借りて、テープにダビングして繰り返し聴いていたが、残念ながらその時にはもう解散していた。スミスは私がUK音楽を好きになるきっかけになったバンドだった。同じミックステープにはザ・キュアーの「The Lovecats」も収録されていたが、幸いキュアーは今でも活動しているので、ライブには何度か足を運んだ。しかし、私はスミスのライブを観たことがない。

そんなことを考えていたら、こんなニュースが...(↓)。

オアシスは兄弟だけど、スミスは他人だからなあ。しかしながら、私も彼女のように、音楽ジャーナリズムやりたい、と思いロンドンにやってきたが、直接の理由は、ザ・スミスでもなく、ザ・キュアーでもなく、なんとスーパーグラスでした!!!

元記事はこちら(↓)。


8月29日:ソーシャルメディアはリアムとノエルの過去ポストで一杯。このフランちゃんのエピソードは結構有名。トラヴィスがオアシスのサポートをやった時、楽屋でリアムに「何か弾け」と言われ、当時の新曲「LUV」(『The Man Who』に収録)を歌い終えて、リアムの顔を見上げると、リアムが涙を流しながら「お前、変なやつだな」と言ったそう。


こちらはノエル。ハリウッドでライブの後、バーに行ったら、とある男性が「すみません。大ファンなんです。僕はあなたにとてもインスパイアされました」と言うので、何のバンドだ?と訊いたら、マルーン5のベーシストだったらしい。マルーン5はクソだ!どこに俺のやっていることから影響受けてるんだよ。失せろ!と言い、別のパーティーへ行ったらトイレでその男性に再び会って、何だお前まだいたのか!?と言ったら、「ここ僕の家です」と。Fッキン、グレイトハウスだな、と返したらしい(笑)。


これなんて(↓)、ホントのピステイク。オアシスのこういうところ好き。



8月30日:サマセットハウスで開催中の『Charles Jeffrey LOVERBOYへ滑り込み。

チャールズ・ジェフリー(1990年8月1日生)はスコットランド出身のファッション・デザイナー。スコットランドの伝統とロンドンのクィア・クラブシーンに影響を受けた、パンク風のジェンダー・フルーイドなデザインで知られる。ジェフリーは、「アレキサンダー・マックイーンが彼の世代に語りかけたように、ロンドンの若者に語りかける」と語られ、ヴォーグ誌は「英国ファッションの人間的で創造的で陽気なものすべての支持者」と評している。Charles Jeffrey LOVERBOYは、ハリー・スタイルズ、ティルダ・スウィントン、K-POPスターBTSのJ-HOPEなど様々な著名人に着用されている。

Somerset House on Instagram: "A lesson on manners with @mrcharlesjeffrey, how very mindful 🧠 ⁠ ⁠ The brand @charlesjeffreyloverboy was born as both a fashion label and a cult club night, each informing the other. With a tribe of friends and creative collaborators - artists, performers, musicians, drag queens and poets - contributing to the egalitarian spirit of the brand, working with others is the cornerstone of Jeffrey's creative approach. ⁠ ⁠ Each room in The Lore of LOVERBOY exhibition highlights these collaborative practices and how the brand came to be - visit before 01 September to learn more. 🧵⁠ ⁠ And Watch How to... LOVERBOY! A film produced by Somerset House and supported by @spotifyuk⁠ via the link in our bio. ⁠" 120 likes, 0 comments - somersethouse on August 30, 2024: "A www.instagram.com

カラフルで楽しいの。

エキシビションの後は、友人の経営するインドカレー・レストランでランチ。コヴェント・ガーデンにある『パンジャブ』は、英国で最初で最古の北インド、パンジャブ地方のレストラン。 1946年設立。

長男はチキン、私はフィッシュ。

とても美味しいので是非。

ハムステッドに移動して、お茶。


コーヒー2杯で1600円よ。


へとへとになって家に帰ると、次男から、ディナーを作るからキッチンを使ってもいいか?と連絡。最近自分たちで食材を購入し、食べたいものを自ら調理するのがトレンド?のよう。

キッチン占領されました。

皆で一つの料理を作るのではなく、それぞれがバラバラに食べたいものを作るので、キッチンは大変なことに。チキンを料理する者もいれば、牛ミンチをこねる者も...。これ普段はよその家でやっているので、文句は言えない。肉ちゃんと火通ってるんかな。


8月31日
:『英首相、パブでの屋外喫煙禁止を検討 』というニュース。スターマー首相「NHSの負担を減らすために行動を起こさなければならない」。

 キア・スターマー首相は、タバコによる死亡者数を減らすため、政府が屋外の喫煙に関する規制を強化することを検討していることを明らかにした。詳細はまだ不明だが、パブの庭、屋外レストラン、病院やスポーツ場の外での喫煙が禁止される可能性がある。健康の専門家たちはこの計画を歓迎しているが、BBCによると、一部の閣僚は禁止が接客業に与える影響について懸念を示しているという。
 パブのオーナーであるリサ・バラージさん(55)は、禁煙にするかどうかを決めるのは経営者であり、「その決定を政府が下すべきものではない」と語った。また、ソールズベリーのパブ経営者、トニー・ハーディング氏(57)は、「彼の客たちが喫煙を始め、私(パブの)快適な庭を使う代わりに、通りの通路を塞ぐようになったら、近隣の住人たちはおそらく喜ばないだろう」と語った。
 しかし、首相はメッセージの中で健康への影響を強調した。タバコの使用は、英国で唯一予防可能な最大の死因であるが、毎年8万人が死亡している。保健当局も、副流煙にさらされる安全なレベルはないと語る。新たな禁止令はイングランドにのみ適用されるが、英国の他の地域が同様の規則を導入することも可能である。
 この提案についてスターマー首相は、詳細は今後明らかになると述べ、「バランスを取ることが重要ですが、NHSは危機状態なのです」と付け加えた。医療専門家はこの提案を歓迎している。NHSコンフェデレーションのレイラ・マッケイ博士は、BBCラジオ4のトゥデイ・プログラムで、この計画は「喫煙によって個人と社会に引き起こされる大きな問題」を減らすだろうと語った。また、慈善団体「アクション・オン・スモーキング・アンド・ヘルス」のデボラ・アーノット最高経営責任者(CEO)も、「子供の遊び場やカフェのような場所でタバコの煙を吸う必要はない」と述べたが、「家の中ではなく、屋外で喫煙できる」場所を確保することが重要だと付け加えた。
 しかし、接客業関係者は、この禁止令がビジネスに打撃を与えることを懸念している。「ビジネスや経済成長、雇用に打撃を与える前に、慎重に検討する必要がある」と、業界団体UKホスピタリティのケイト・ニコルズ最高経営責任者はトゥデイの番組で語るが、JDウェザースプーン創業者のティム・マーティンは「いずれにせよ、我々のビジネスに大きな影響はないと思います」とコメントしている。レボリューション・バーズのロブ・ピッチャーズ最高経営責任者は、ビアガーデンでの喫煙が「NHSに負担をかけるほど普及しているとは思えない」と述べた。
 イングランドとウェールズの政府公式データによると、2024年1~3月のパブ閉店数は前年同期比51%増だった。英国内の2万軒のパブを代表する主要業界団体である英国ビール・パブ協会(BBPA)は、コロナの影響やエネルギー危機などの要因により、パブの数が大幅に減少していると述べた。
 野党・保守党は、この提案を過剰規制だと批判している。前内務大臣のプリティ・パテル氏は、この計画は「経済的に損害を与える"ナニー・ステート規制(子守国家)"に相当する」と述べた。ロバート・ジェンリック前内務大臣は「この国に最も不必要なのは、さらに何千ものパブが閉店することだ」と言う。英国の改革派リーダー、ナイジェル・ファラージ氏は、この提案を「まったく馬鹿げた規模の政府の行き過ぎた行為」と評した。「率直に言って、これが実行されれば、パブの命取りになるだろう」と彼はBBCに語った。
 国家統計局の最新のデータによると、2022年の英国の18歳以上の喫煙者は、約12.9%、約640万人で、これは、2011年に記録が始まって以来、最も低い数値である。喫煙者の割合が最も高いのは25歳から34歳で、最も低いのは65歳以上である。NHSイングランドの最新データによると、2022-23年の喫煙による入院患者数は408,700人で、2019年に推定74,600人の死亡を引き起こした。受動喫煙または副流煙に関するガイダンスの中で、Cancer Research UKは、喫煙にさらされるすべての形態は「安全ではない」とし、NHSは副流煙は「4,000以上の刺激物、毒素、がんを引き起こす物質の致死的なカクテル」であると述べている。

BBC:Outdoor smoking ban at pubs being considered - PM

トリッキーだなあ。私は煙草を吸わないので歓迎したいところだが、ホスピタリティーへの経済打撃を考えると手放しでは喜べないなあ。NHSへの負担は軽減すべきだと思うので、何らかの対策は必要だが、単に煙草の値段や税金を上げると、闇市場が活発になるし、それだったら吸える場所を制限するしかないのか。レストランやカフェなどは時間制にしたらどうだろう。子供連れの多い午後5時くらいまでは屋外を禁煙にして、ディナータイムはOKとか。でもパブはやはり喫煙OKでも仕方ないかな。これも屋外に限ったことだし、コロナ以降のパブ(だけには限らないが)の閉店数、ほんとうにやばいと思う。パブは、地方や田舎ではコミュニティーの場所としての役割もあるので、一人暮らしの人やお年寄りなどが会話を求めてやってくる場所としても、よりたくさんの人が集まった方が良いし、記事にもあるように、庭で吸えないから道路に出てきて道を塞ぐのも良くないしね。そういえば、昔むかーし、渡英したばかりの頃、語学学校に通っていたのだが、同じクラスの子(日本人)がめきめき英語が上達しているなあ、と思っていたら、ブレイク中に先生たちとテラスで煙草吸ってて、ああ、喫煙の場って、こういうスモールトークの場所でもあるんだよなあ、と目から鱗だった。こういうところでコミュニケーションできたり、時には暴露話にまで発展したりするから、喫煙トークは侮れないのかも。


8月1日:夏休み最後の日曜だから、コロンビア・フラワーマーケットに行こうと思っていたのに、なぜか南下して、ニュー・コヴェント・ガーデンへ。

Vaxhall Sunday Market はロンドンで一番安いマーケットらしい。

とにかくデカい。ストールは、ジャンクから日用品からフェイク・グッズからカーブーツまで、延々と続くが、同じものの繰り返しもあり、2時間もあれば大体網羅できる。90年代のブリックレーンあたりを彷彿とさせる。今では東ロンドンもツーリスト多くなってお値段高めになったけど。今回はオリーブオイルと日用品をちょこっと買っただけだったけど、次は買うモノを決めて、ピンポイントでショッピングしたい。大きめのバッグ必須だな。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

今週の1曲:Paul Weller Vs. Portishead『Wild Wood (Sheared Wood Remix)』

オリジナルも力強くて好きだけど、こちらはよりエモーショナル。

(今週終わり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?