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ジャーヴィス・コッカ―の新バンドJarv Is...のデビューアルバム『Beyond the Pale』の販売に伴って「Live from the Centre of Earth」が配信されます。

Really good interview with Jarvis Cocker at FT weekend.

例によって、良記事。FTのインタビュー。ジャーヴィス・コッカ―の新バンドJarv Is...のデビューアルバム『Beyond the Pale』の発売に伴って「Live from the Centre of Earth」が配信される。"Devil’s Arse"と呼ばれるダービーシャーにある鍾乳洞で撮影されたというが、バンドメンバーだけでなく、楽器やサウンドシステム、撮影クルー全てを運び込むのは容易じゃなかったようだ。「1mの高さもない隙間を這って進まなきゃいけなかったんだよ。ツアーマネージャー本気で怒ってた」。とはいうものの、洞窟を撮影場所に選んだのは、けして偶然ではなく、12年前に旧石器時代の洞窟壁画を息子とともに訪れたときの衝撃があったからで、「このような太古の人類が残した鮮明なアイデアが、現在にもコミュニケートしている」と。また、2013年にデヴィット・アッテンボローにインタビューした際、ドイツで発見された、最古(4万2千年前)の楽器とされる動物の骨で作られたフルートの話を聞き、「まだ言葉が発達する前に音楽でコミュニケーションしていたという説」が、音楽がもたらす未知の影響を説明するのに十分だったから。若いころは、歳をとったら、「いつかはセックスをあきらめてガーデニングかなにかしているんだろうな、と思ってたけど、音楽を作り続けることはもう、運命のようなものだよね。やめたら、生きることをやめることになる」。「残りの人生を、同じものを繰り返し見て、同じ思考を巡って、同じものを咀嚼し続けるのは退屈だ」という彼の言葉に深く共感。

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私は一度、ロンドンのトッテナム・コート・ロードでジャーヴィスに遭遇したことがあって、今は亡き、Virgin Megastoreに元?ベルセバのStuart Davidのバンド、Looperのインストアライブを観に行った帰りで、恐らく彼もライブを観に来ていたのではないか、と憶測するが、「ジャーヴィスだよね?一緒に写真撮ってください」と声を掛けると「似てるってよく言われるんだよね」と言いながら、快く応じてくれた。あの時は、パルプが解散するとは思ってなかったよ。

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