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ムーアズ殺人事件ーー遺体発見につながる可能性を示唆。

(トップの写真):連続殺人犯、イアン・ブレイディとマイラ・ヒンドリー。



1960年代に起こったムーアズ殺人事件に関して、進展があるかもしれない。


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「ムーアズ殺人事件とは、1963年7月から1965年10月にかけて、イギリスのサドルワース・ムーア(現在のマンチェスター区)で起きた連続殺人事件。イアン・ブレイディ(Ian Brady)とマイラ・ヒンドリー(Myra Hindley)の二人は、当時10歳から17歳の少年少女であった5人を殺害、遺体をサドルワース・ムーアと呼ばれる荒野に埋めていた。彼らのうち少なくとも4名は性的暴行を受け、その様子を写真やテープに収めていた。最後の犠牲者となった17歳のエドワード・エヴァンズ殺害時に二人は逮捕され、残り3人の遺体は1966年の2人の裁判から20年以上も経過した1987年の調査で発見されたが、キース・ベネット(当時12歳)の遺体は未だ発見されていない」

とのことだったが、本日付サンデー・タイムスの記事によると、先週、同地を調査していたアマチュア探偵&ノンフィクションの犯罪作家のラッセル・エドワード氏による「発見」が「再調査に値する」として、サドルワース・ムーアの再捜索をはじめたそうだ。

エドワード氏がノーサンブリア大学の地質学者レズリー・ダンロップ氏に当地の土壌を送ったところ、カルシウムが多く含まていることが発覚、ダンロップ氏によると、これは骨、しかも人骨のものである可能性が極めて高いということだ。

現在、キース・ベネットとの関連性を調べているところなのだそうだが、未だ「人骨」自体は見つかっていない。キース・ベネットの弟、アラン(66)は、「今まで幾度となく、手掛かりのようなものが見つかっては希望を持ち、そして裏切られてきたが、今回もそうかもしれないという疑念は拭えない」と語っている。キースの母親ウィニー・ジョンソンは息子の遺体と対面することのないまま2012年に78歳で亡くなった。

この記事を読んでいて、昨年の夏、ヨークシャーからリバプールに向かう途中のM62に、この「Saddleworth Moor」のサインがあって、ちょうどその時運転していた夫が、「ここがあのサドルワース・ムーア事件場所だよ。スミスの曲の」と言ったのを思い出した。”Suffer Little Children”のことだが、あの当時はこの事件との関連性を知らずにこの曲を聴いていたなあ、と。ヨークシャーで育った夫は、「このモーターウェイを通るたびにあの事件のことを思い出す」と言っており、「あのおぞましい事件を知る人は皆この近くを通り、このサインを見るだけであの事件と結びつくと思うよ」と言っていた。

犯人が二人共死亡していることから、捜索は難航しているが、これが何らかの手掛かりになり、少しでも早く真相究明がなされ、遺体(の一部でも)の発見につながれば、と願う。





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