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Beauty Japan近江大会2024を終えて【想いを繋ぐ】

大会を終えて2日目
燃え尽き症候群になるのかな…
と思ったけど全然ならない。

むしろ伝えたいことが
どんどん溢れてきて
今はそれをまとめるために
大会前と同じように
時間を使っている。

今日はその想いの1つ
当日の演出に欠かせなかった
私の「衣装」について
少しお話させてください。

【祖母から母へ、母から私へ】

大会の衣装を決める上で考えたこと

どうせ着るなら

・思いの溢れたもの
・誰かの役に立てるもの
・人とは違うもの

そう考えた時
真っ先に思いついたのが「着物」

しかも着物をそのまま着るのではなく

母が祖母からもらった着物を
リメイクすること。

昔は花嫁道具として
タンスと着物を送る
という習慣があったと
母から聞きました。

着物を送った時の
祖母から母への想いって
どんなんやったんかな。。

「幸せになってね」
「いつでも私はあなたの味方よ」


きっとこんな感じかな。

母になったからこそ
私にもそんな想いが
わかるようになりました。

時の流れとともに
母は着物を着ることはなくなって
いつの間にか着物は
タンスの中で眠り続け
やがて処分される日を待つだけの運命。

私はその運命を変えたかった。


【もう一度輝ける機会を】

祖母と母の想いが詰まった着物を
もう一度輝かせたい

そんな想いを形にしたいと思い
真っ先に顔が浮かんだのは
私の友人かまこでした。

彼女は「ユーカリプタス」という
事業を立ち上げ

お気に入りの柄
大切にしている服
思い出のある服など

想いのあるものを
「今」に馴染む姿に生まれ変わらせる

リメイクのお仕事をしています。


急なお願いにも関わらず
彼女は心よく私の想いを受け取ってくれ
そこからは私のフワッとした想いを
具体的に形にすることに
全力を注いでくれました。


【着物との対面、形にするまで】

実家のタンスの引き出しには
想像以上にたくさんの着物が
眠っていました。

その中でも
私が厳選したものを持ち帰り

どれが使えるか?
どうやって形にするか?

かまこと何度も打ち合わせをしました。


【想いが形になる】

そして大会10日前
素晴らしい形で
着物ドレスは出来上がりました。

1枚の布からではなく
すでに出来上がった着物から
作り上げられたドレス。

このドレス

黒い部分は薄手の羽織
赤の部分は実は
「帯」からできています。

細かい縫製を解いたり
異素材を組み合わせて
ミシンで縫うのは
想像以上に大変だったと思います。

でもかまこは
私の想いを私の想像以上に最高の形で
作り上げてくれました。

「めっちゃ素敵!」
「まみさんらしくて最高」

当日はそんな言葉を
たくさんの方からいただきました。

何もしなければ
そのまま処分されていた着物たち。

そんな着物たちが
またスポットライトを浴びて
皆さんの目に留まってくれた。

私はそれだけで
とてもうれしかった。

そして
緊張する大きな大会の舞台で

祖母と母が守っていてくれている

そんな安心感を感じたからこそ
私は100%の力を出し切り
最後までやり遂げることができたと
思っています。

かまこ、想いを繋げてくれて
本当にありがとう!

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