センスか鍛錬か。
学生のとき生花を習ってた。
生花って『型』の世界。
こんなに型に沿って生けるものなんだと。
サッと花を生けられる人を見ると、
『わー、センスがいいね!』と思うけど、
型があるのだから、センスというより鍛錬で上手になる、と語る人もいるみたい。
果たしてセンスか鍛錬か、、、
型は、生ければ生けただけ、体に染み込んでいく。免許のグレードも、定期的に教室に通って、教室の回数を重ねれば順に上がってった。
そういう意味では、鍛錬で確実に腕は上がる。
でも、先生が手直ししたら、毎回、私の作品はうんと素敵になるんだよね。
型通り生けたはずの作品を、また型に沿って直す。
考えてみれば『型に沿ってる』と判断する感覚が、もうすでにその人のセンスなのでは?
それに、
先生は時々、『外し』てくる。
こういう花材だから、こんな表現を入れてみよう、とか。
おおもとの型にはない、いわゆるアレンジを入れて、型から『外し』てくる。
これがなんともお洒落で!
私はとても好きだった。
好きだから私もその技を使いたいのに、
いつ使って良いか分からない。笑
これぞまさしく、センスなんじゃないかと思う。
もしもみんなが、本当に型通りに生けたら、
そこに作品の差はどれだけ生まれるのかな。
同じ型をやってても出てくる差こそ、その人のセンスな気もする。
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