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甘いものNo.14|捻り出したアンナトルテ



本日バレンタインですが、私にとっては毎年悩ましい日であります。


と、言うのも年に一度のバレンタイン。

買うにしろ作るにしろ、使う素材はまぁ、だいたいチョコレート。


なんだけども、このnoteでも時々ぼやいているのだけど、うちの子がフルーツ食べない、チョコ大好きさんなもので、子供の誕生日も、クリスマスも、普段のお菓子も、旦那さんの誕生日さえチョコケーキである事が多くて、一年中チョコと触れ合ってるもんで、正直こちらのモチベーションが全く上がらない…。


そんな時は良さそうなものをデパートの催事とかで探したりして、それは楽しいのだけど今年はちょっと行きにくいし、かと言って通販もなぁ…。
思ってたんと違う。みたいなのだと悲しいし。



なので、今年は作ろうと思ったのだけど、ホールケーキが良いとリクエストがあって、ホールだと、

ガトーショコラ…マンネリ

ザッハトルテ…子供が杏ジャム食べない

普通のチョコショート…楽しくない←

シャルロット…めんどくゴニョゴニョ

オペラ……子供がコーヒー無理

フォレノワール…グリオットがお酒強すぎ


あれ?
作れるの(作りたいの)全然無いよ⁉︎



気乗りしないのに無理矢理作っても美味しく出来ないと思う派なので、何か無かったかな〜?


と、レシピ帳ひっぱり出して見てたら、子供も食べれて私も楽しくつくれそうなホールケーキ、はるか昔のレシピに一つだけありました!




専門の時一回だけ作った、


アンナトルテ。



これ確かオーストリア菓子なんだけど、ザッハトルテのように有名では無いから日本ではほとんどお見かけする事なくて、一度見かけたケーキ屋さんのそれは、私が専門で習ったのとは別物だったので、食べたいなら自力で作るしか無いかと思ってたケーキ。



チョコレートが少しだけ入った軽めの別立て生地トリプルセックと言う辛口な柑橘系のお酒と、オレンジのシロップを染み込ませてガナッシュでコーティング。
飾りにプラリネを混ぜたチョコレートをのせると言う、なんとも濃厚そうなケーキだけど、スポンジの軽さと、ガナッシュにオレンジ、プラリネの味と香りが混ざりあってすごく美味しいと思ったんですよね。


これなら作りたい!


って事で、今回は割り切って旦那さんと子供に食べさせたいじゃなく、自分の食べたいケーキを作る事にしました(笑)


ただ、これを作りたいと思う方がいるかわからないので、配合と工程写真だけさらっと載せておきます。

もし詳しく知りたい方いましたら改めて記事におこすのでコメントください(笑)


アンナトルテ(18cm/1台分)

ビスキュイショコラ

卵黄   4.5個
グラニュー糖 105g
卵白   60g
グラニュー糖 60g
薄力粉   90g
コーンスターチ 22g
バター  45g
スイートチョコレート 30g

ガナッシュ

チョコレート   250g
生クリーム    250g
トリプルセック  25cc

オレンジシロップ

オレンジジュース  150cc
グラニュー糖    60g
トリプルセック   30cc

飾り用ガナッシュ

スイートチョコレート  50g
ヘーゼルナッツプラリネ 100g
ミルクチョコレート   100g
ヘーゼルナッツプラリネ 200g

※今回我が家はトリプルセックの代わりにまどんなチェッロ使って、アルコールも飛ばしてます。

※飾りは無糖のピーナッツバターとチョコを混ぜたものを使っており、本来の飾りとはだいぶ異なります。


メレンゲ


卵黄

混ぜて〜

混ぜて〜

型に入れ

焼き上がり(逆さま)


冷めたら3枚に切って

ガナッシュを用意して
シロップをスポンジにはたいて


ナッペしたものがこちらです。


飾りが思いつかなかったのでお花描いてみた。


ココアふってみた。
気の迷いの粉糖かチラッとかかってますね。


この粉糖を消し去りたい…



ど甘い確信があったので12等分に
容赦なくカット。


旦那さんと子供には良いお皿で(笑)



それにしても、最近気づいたのだけど私、最新のクリエイティブ系のケーキより、いにしえのクラシカルなケーキの方が好きみたい。


専門の時のケーキはほとんどがクラシックなものなのだけど、どれも間違いなく美味しくて、今レシピを見てもときめくのが多いから、久しぶりにあれこれ作ってみようかな。



とりあえず、バレンタインミッションなんとかクリア!

お疲れ様でした〜!

この後2人共おかわりして残り6ピースになりました。
血糖値が心配。



ではでは、お読みいただきありがとうございました〜!

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