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おいしいごはんが食べられますように/高瀬隼子

午前0時の森で若林が勧めていたので読んだ。
本買ってカフェ入って2時間半で読み終えてしまうくらいにすらすら読めた。続きが気になってページがすすむすすむ📖
ほのぼのとした装丁から想像していた内容とはかけ離れた内容だった。(これ若林も言ってたから覚悟はしてたけど)

神尾さんと重なる部分が一番多かったなぁ。
仕事で休みがちな人の分まで働かなくてはいけないやるせなさ。
人と一緒に食べる食事はおいしいを強要させられると感じてしまうところ。

二谷さんの結婚観や仕事観も身近に溢れてるものだと思った。いいなとは思えなかったけど。
仕事で残業続きの時に食事が面倒だと思ってしまうところ、仕事以外の時間が自分が生きている時間だと思っているところ
まさに自分が前職で忙しいときの思考と一緒だと思ったし、二谷さんを俯瞰で見ておかしいなと感じているから、そのまま仕事続けてなくてよかったと思った。
出てくる職場の感じが前の職場の雰囲気と似てて妙に光景が浮かんできてしまった。
仕事で人の尻拭いをして残業しているときの目は死んでいただろうし、変に周りの人を寄せ付けないオーラを放っていたと思う。(振り返っても反省しかない)

芦川さんのような丁寧な暮らしにも憧れるんだけど、弱さや不器用さを盾にしてまで(本人はその気は無いんだと思うが)自分の丁寧な暮らしを守りたいとは思わないんだよな。
仕事でも自分の力を発揮したいし、かといって生活を疎かにはしたくない。欲張りなやつだわ。
とにかく、人の価値観に振り回されることなく、自分の気持ちに正直に生きられたらいいな。そうなれれば自分をチアできるようになれる、、と思う。

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