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女性美容師を10年続ける方法


こんばんは!今日もお疲れ様です😊
実は、美容師のキャリアは
勤続年数1年未満で、離職率30%と言われています。

3年で離職率56%といわれています。


キャリア10年以上の美容師さんは
10%と言われています。

少ない!!!!!!

10年超えて今もプレイヤーをされてる美容師さん、お疲れ様です。
10年超えた仙人美容師さんは、数少ない貴重な美容師さんなんです。

では、辞める理由で多く挙がっているものをかいていきたいとおもいます。


【就職〜3年未満】

👩専門卒業して、やっっと夢に見たキラキラ美容師になるんだ!!!きゃっほー!!

いざ入ってみると、床履き、掃除、お客様に触れないアシスタント業務の毎日。シャンプーレッスンによる手荒れ。先輩からの厳しくも愛のある指導の連続。先輩からの容赦のない理不尽な言葉。お客様に出そうと思ってた茶を髪の毛踏んで滑ってフロアにこぼす。もうそこに穴があったら入りたい。営業後は遅くまで練習。

あれ、、思い描いてたキラキラ美容師とは程遠い、、、、、

キラキラ表舞台を想像して美容師さんになられた方は、ギャップを感じる方は少なくないはずです。


ギャップを受け入れられなかったり、他にも理由がありすぐに辞めていく方もいらっしゃります。

私も一度ここで身体を壊し、やめています。

リクエストQJさんに、一度美容師を辞めてから復帰するまでのことを取り上げていただいたので、ご参考までに載せます。。。!

2年目になり、後輩ができます。
シャンプー、後輩指導、先輩のヘルプ。ひゃー忙しい!営業後には後輩指導のことなども含めいろんな側面から指導を受ける。落ち込んでても練習をする。明日も早い。睡眠時間が短い。
上京している方は、毎晩贅沢なご飯なんて食べてられないし、作る時間も難しいです。夜遅くにコンビニ弁当を食べ、肌荒れ・体調不良。
美容師を辞めた周りの知り合いが、転職をして有意義に過ごしている。私もそちらの世界へ行きたい。

🔺あくまでも自分が過ごしてきた時代です。

3年目になり、スタイリストに向け猛烈ダッシュです。
あれ、わたし、カット好きじゃないかも。向いてないかも。このまま本当にスタイリストになっていいのかなぁ...?私の人生、これでいいの!?!?カットモデルや作品撮りのモデルさんを探すべくモデハンと練習の日々。デビューに向け、先輩の指導もさらに情熱的に。私こんなに頑張ってるのにどうしてダメダメなのー🥲

と言った感じでしょうか。

スタイリストになって1〜3年目(お店にもよりますが、だいたい25-28歳くらいでしょうか)
売上の伸び代や、接客で悩みますよね。
ここで売り上げが伸びて安定する方もいれば、
なかなか伸びないけど、ゆっくり安定して伸ばしていく方、様々なスタイリストさんがいると思います。わたしは突然伸びたタイプでした。

私の周りは、28歳を超えると(20歳から美容師スタートした方はキャリア8年目)
30代でも続ける方が多いです。
実際わたしも、28歳の時に売り上げが伸び、お客様がついてきてくれてる感覚を掴み、お客様の髪を可愛くする自信が付いて、スタイリストって楽しい!!と思えた年です。

正直それまでは、楽しいことの方が多かったけど、心も身体も大変なことも多かったです!

ではここからは私流の、突破口を書いていこうと思います。

1-2年目 アシスタント

無理はしないことです。
疲れたら休んでいいし、
仕事が楽しくなかったら、楽しいことをその環境で見つけられればそれでいいし、自分で作れればそれでいいし、自分の居場所ではないなと思ったら、免許がありますから、他のお店に移っていいと思います。
自分の人生ですから、自分で決めていいと思います
でも、辞める理由によっては、また次のお店でも同じ理由でやめたくなると思います。
なので、ちょっと嫌だなとか、ちょっと違うかもと思っても堪えて我慢してやってみるのも大切なことです。必ず時が解決してくれますし、その我慢が美しいものに変わる時が必ずやってきます。

当時、私の楽しむ方法としては

・ヘアやファッションの好きな世界観を持つ。
(なりたい美容師像)

・好きな洋服をこだわりを持って着る
・高いモチベーションを持つ友人や彼氏と付き合う
・信頼できる先輩に、なんでも相談する
・同期を大切にする
・やみくもに練習をせず、練習の仕方を聞く。必ず都度都度タイミングをみて見てもらう。(これはできてなかったから、今だったら絶対こうする)

・練習をして、上手にできたら先輩に見てもらって、褒めてもらって(笑)自己肯定感を上げる

・モデルをたくさんやって稼ぐ。稼いだお金で、美味しいものを食べたり、好きな洋服を買う。
・叱られた時は、内容を理解して次はクリアするようにする。私はノートに叱られたことと自分なりに考えた改善策を書いてました。それでもダメダメなアシスタントでしたが😅

3年目 スタイリストに向けて

カットが大嫌いだった私は
とにかく大好きな作品撮りをしまくっていました。ヘアやファッションを可愛くすることってなんで楽しいのだ!と、幸せな気持ちでした。

カラーモデルさんやカットモデルさんは
平均して20人ほどやっていた記憶です。

自分は売れるという謎の自信がありました。
スタート、全然売れず、とほほなデビューでした。

4年目-28歳まで

カットが大嫌いと書きましたが
気付きました。カットが下手な美容師は売れないと。
嫌いなんですから、うまくなるはずがないです。

オーナーさんにお願いをして
アシスタントと混ざって1年間カット練習に混ぜてもらってました。

アシスタントの時のカット練習とは違い、理解が深まりようやく楽しさを分かってきました。

カットが好きになってから、髪の構成の理解が深まり、作品撮りのクオリティも上がり、売り上げが急に伸び始めました。

先輩からの教えで大切にしてたことの一つですが

◆売上0-50万・・・技術力アップに徹する
(変な接客するくらいなら黙って真剣にカットしてる方が良い)
◆50万-100万・・・接客、カウンセリング力、技術力
◆100万-150万・・・アシスタント教育
◆150万(200だったかも、、)over・・・アシスタントの力

私の中でとっても良い基準でした。
目標があがるほどにやらなければならないことも増えるし、目標クリアと共に求められるものが大きくなっていく感覚でした。当時一緒にお客様を可愛くしてくれたアシスタントちゃんには、とっても感謝をしています😊

当時から撮影のお仕事やヘアメイクのお仕事もいただくようになり、思い描いていた美容師さんにようやく一歩近づいた感覚でした。

それが28.9歳の時です。

専門学校も表参道、それからも表参道でずっと働いてたので、
銀座でもチャレンジをしたかったので
オーナーに相談させてもらい
銀座店が出来たタイミングで異動させてもらいました。

表参道では、ラインのある髪型や、下ろすデザインの前髪の方が多かったので、

銀座店でフリーの方の前髪カットに入った時に
【さらっと流れる感じで】
とオーダーされたときに

😦???????さらっと?流すとは?

申し訳無いことにそのお客様を喜ばせることはできませんでした。
(当時の店長さんに担当を代わって貰いました。)
そこからOLさんにも喜んでもらえるデザインを学び、

OLさんが喜ぶふんわり流れる前髪やひし形シルエットを修得しました。


銀座店では今までに達成できなかった数字を達成することができ、
何年も来てくださるお客様もたくさんいらして、
感謝の気持ちでいっぱいでした。

それから結婚をし
コロナの時期を経て
家庭と美容師と自分の人生と向き合った時に
美容師歴11年目の31の年に独立という選択をしました。

私の場合は、
面倒なことやこれ嫌い!と思っても
それが未来のために【必要】なものだったら、
楽しいものに変えて、続けられるように自分の中で噛み砕いてました。

一度嫌だなー向いてないなーと思っても、やってみると楽しくなることもあります。

その時は失敗して、どん底まで堕ちたとしても
死にはしませんし←極端
失敗のおかげで良い選択肢が見えますから。
失敗した人にしか分からないことがあって、それを糧に、つまづいてる人の背中を押してあげられるかもしれません。

本題に戻りますが、美容師歴10年以上って、そもそもが美容師というお仕事が好きじゃないと超えられない年数だと思うのです。

先ずは自分の気持ちを大切に、
時には我慢もし、
年数を重ねてさまざまな選択を迫られる時があると思いますが、その時は自分や大切な人にとってのベストな選択をしていくのが良いのではないかなと思います。

過去に養った技術や接客、人間性は歳を重ねるとベースを大きく変えることは難しいと思います。
選ぶ環境もとても大切になりますので、
お若いうちはぜひ、自分にとってベストな環境に身を置かと良いのかなと思います♡

長くなりましたが
手にした職を長く続けるのはとても素敵なことだと思います✨身体には気をつけて、これからも美容師を続けていきたいなと思います。

山本麻美







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