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キャリアの更年期なう

「少し余裕を持って生きたい」という気持ちと、「限界が見えるくらいまで、全力で走りたい」という気持ちで、揺れ動く数か月を過ごしている。

大学時代~20代の私は周りの人から「猪突猛進」だといわれた。
「これやりたい!」「やった方が(周りにも、自分にも)良いよね!」と思うことに、突っ走るのが好きだった。
それが良いほうに作用することもあれば、宜しくない方に作用することも当然あったけれど、いずれにしても「やる!」「やりきった!」の繰り返しの人生は非常に「命を燃やしている」感があって好きだった。
そして今も、私はこの感覚を求めている。

一方で、余裕を持ちたいと思い始めた。
生活スタイルが変わったとか、仕事が変わったなど、外的要因もあるけれど、一番は加齢かもしれない。
純粋に、パワーがなくなっている。ハイカロリーなお菓子や食事が食べきれなくなったのと同じくして、ハイカロリーな仕事やプロジェクトに疲れるようになった。

もう6回目になる転職を4月にした。転職したての数か月は疲れることをわかっているはずなのに、今回の転職は今まで以上に疲弊している。
だからだろうか。

5月の手帳には「あれもこれもと欲張らない。あまりカッコつけなくていい。余裕があるほうが、自分を好きになれる」なんて書いている。

その気持ちも非常によくわかる。しかし一方で「こんな漫然とした暮らしをしていて、いいのだろうか」とも思っている。

仕事は忙しい。それは単純に、目の前にタスクがあって、それが終わらないから。忙しい。
それを「こなして」いる自分が怖い。「こうすれば良くなりそう」などと、目をキラキラさせている人が、眩しくて見えない。

以前、目をキラキラさせている時期が自分にもあったからこそ余計に「なぜ彼らのように没頭できないのだろう、マエノメリで取り組めないのだろう」と悩んでいる。

単純に、体力の問題なのだろうかと思い、筋トレを始めたが、そういう問題ではなさそうだ。なぜなら、パーソナルジムに通って3か月になるけれど、特に何も変わらないから。体力の問題ではなさそうだ。

キャリアの更年期だろうか。
何度か「仕事は生活や子どものため、もしくは今後、やりたいことが見つかったときに、すぐに飛び出せるため」などと「仕事以外」のことに重きを置くスタイルを考えてみた。
しかし、違うのだ。だって24時間あるうちの、少なく見積もって10時間くらいは毎日働いているのだ。そんなに割り切れない。
そして、仕事の悩みは週末をも飲み込む。やはり私は、仕事を「お金を稼ぐため」と割り切ることはできない。
「仕事が楽しいと、人生も楽しい」そう思う人種のようだ。

そんなこんなで暗中模索。
ただ、このことを書き留めておくことで、もしかしたら、いつか「こんなこともあったな」と思うかもしれないので、記録しておく。

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