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好きを細分化する(人生をリデザインする #1)


人生をデザインする学校、ZERO SCHOOLに入学

ZERO SCHOOLは、人生をデザインする学校。
デザイン思考、量子力学的思考、起業家精神を組み合わせながら自分の人生をデザインしていく人を育てる学校。

4月から0期がスタート。
私がこの学校を通じて人生をリデザインしながら体感したこと、実践したプロセスを残していこうと思います。
読んでくださる方が私も人生デザインしたい!と思ったときに、何かちょっとでもヒントになればいいな。

熱量を持って語れる「大好きなこと」

何が好きなの?と聞かれたら、即答で「お笑い」
好きすぎて業界のことを知りたくなってしまい、吉本興業がやっている裏方向けの養成コースに1年間会社員しながら通ったことがある。

劇場でネタを見るのはもちろん、賞レースに至るまでの芸人さんの物語、お笑い論も大好き。面白いことに、周りにお笑いが好きと言えば言うほど深みにハマっていく。

何の使命感に追われているのか(笑)とにかく、業界を箱推ししている。

お笑いで仕事がしたいのか

生きている時間の多くをお笑い業界に費やしているけど、ビジネスとして何をしたいかを考えると、急に心が落ち着いてしまう感がある。

日々お笑いのことを見ながら、妄想することはある。
「この挑戦のプロセスにもし私が関われたら」
「この舞台を作り上げる仲間の一員にもし私がいたら」

でも今自分ができることを頭に思い浮かべてみても、全く関わりしろが見えない。ビジネスとしても何も見えてこない。


今回、授業の最後に自分がやりたいことをピッチする時間があった。

準備時間はいただいたけど、何も出てこない。発表しないといけないしなーと思って無理やり絞り出して書いたけどどれもピンとこない。

いざ発表の時間になってもシナリオはできないまま。一応手元にメモは持っていってみたものの、ほとんど何も書いてなかった。

「推しを有名にする」

書けたのはこれだけ。早々に手を挙げたけど、よく挙げたなと思う。頭の中にシナリオゼロの状態で人前で発表したことはこれまで一度もなかった。前に立ってその時思ったことをそのまま話した(おかげで何を喋ったのかほとんど覚えていないのでアーカイブを待つw)

ただ、講師の齋藤潤一さんから「芸人さんじゃないといけないの?」と聞かれたときに明確に感じたことがある。

芸人さんでなくてもいい。

好きを細分化する

なぜこんなにもお笑い業界を愛せるのか?今までちゃんと考えたことはなかった。
お笑いが好きな理由を分解したら、自分の「好き」が見えてくる。好きな理由なんてあげ出したらキリがないので、熱狂した瞬間を思い出してみた。

  1. タレントさんのことを狂ったように知る時間

  2. 夢を持って試行錯誤する下積みストーリー

  3. ステージにあがり拍手を浴びる間接体験

1.タレントさんのことを狂ったように知る時間

裏方養成所では、大量に課題があった。演者が決まっており、企画案を考えるものがほとんどだった。中にはあまり知らない方、正直芸風が好みでない方もいた。

企画を考えるためには知るしかない。
全てのSNS発信、出演されているTV番組や映画など、リーチできるものは片っ端から目を通した。

SNSなんてとんでもない量があるので気が狂いそうになるのだけど、狂ったように見ているとある瞬間から、その人の世界の捉え方が少しずつ見えてくるようになった。
そうなると面白くなってきて、こういう役割にしたら面白い振る舞いしてくれるんじゃないかとか、この捉え方ユニークだからフォーカスできそう、が浮かんできた。

気づくとその芸人さんのことも大好きになっていた。あの時、どの同期よりも演者さんのことを知っていた自信がある。

(ただし、リサーチ力と企画力は全然別。企画は瞬殺でボコボコにされた)

今回の授業の事前課題に、齋藤潤一さんの約300記事を読んでくるというものがあった。これも今思えば似たようなことだったなと思う。

2.夢をもって試行錯誤する下積みストーリー

どうすれば自分たちの面白さが伝わるのか、どうすれば売れるのか、その試行錯誤をされているプロセスは本当に心が動かされる。

めちゃくちゃ努力されているからこそ、うまくいった時、うまく行かない時、感情が爆発する。
心を遠慮なく動かして全力で生きる。
そしてその生き様に人は惹かれる。

自分の仕事にも共通してそうなことがある。
トラブルで炎上したとき、私を俯瞰する別の私が現れる。

「今、物語が展開し始めた!」
「これはダイジェスト(何の?w)に絶対のるシーンやなー。おいしいぞ♡」

そう捉えたら大変な問題が面白く見えてくる。
問題の渦中にいる私は、大変だー!辛いぞー!とか感情が大きく動いている
視聴者の私は「いいぞ、いいぞ!」ってぬくぬく展開を見守っている。

社内では鉄のハートをもつ女だと思われているけど、そんなことはない。
どちらかというと感受性は強い人間だと思う。
視聴者の私が無傷だからそう見えるだけ。


問題の時だけではない。ワクワクする時も同じ現象は起こる。

小さい頃、小説を書くのが好きで夏休みの日記は小説仕立てで書いていた。
久しぶりに開いたこのnoteに残っていた3本の下書きは、自分を主人公にした小説。
裏方養成所で唯一私の企画が選ばれたのは、ショートムービーの脚本だった。

これは一体何なんだろう。
とにかく「物語」は私のキーワードなんだと思う。

3.ステージ上で拍手を浴びる間接体験

裏方養成所では、私たちが考えたコントを芸人さんに実際のライブでやってもらうことがあった。
当日私たちはスタッフとして舞台袖にいた。

お客さんからの笑い、拍手。それを舞台袖から見守ることが快感だった。
お客さんは私が関わっていたことも、存在も知らない。
それでも心地よかった。

小さい頃はステージに上がりたい欲がある時もあった。
リーダーとして前で挨拶するのは楽しくできたし、
学祭での演劇や習い事でやったミュージカルはキャストで出ていた。
オケ部にいた時もよくステージには立っていて、密かにできるだけ目立つポジションに座りたいと思っていた。

ステージに上がり、注目され、拍手を浴びる

その体験自体は心地よいのにある時から急に、自分がステージに立つことに違和感を持つようになった。ときめきがない。
今ではむしろステージに上がること、注目されることはめちゃくちゃに嫌なことにまでになってしまった。
ちょっとした挨拶でも、場によっては汗が止まらなくなる。
このチグハグな感覚はまだうまく説明ができない。

ステージに立つ人の1番近い距離にいて、舞台袖から見守る存在になりたい。
それが、今の感覚。

次の自分への宿題

思い付いた3つの好きな理由をあげてみたけど、もっと他にもあるはずだし、もっと分解できる。

「お笑い」を題材に私の「好き」の仮説を立てる

同じ構造になることを試してみて「好き」の再現性があるかを確かめる

これを繰り返していくことで好きなことが磨かれて、やりたいことが見えてくる感覚は持てた。

ちなみに「推しを有名にしたい」とは言ったけど、よく考えると特定の芸人さんを推す活動に熱中したことは一度もない。
向き合えるヒントはまだまだありそうな気がする。

おまけ

本当はこんなことを書く予定じゃなかったのに、思うまま一気に書いたら最初から脱線してそのまま終わってしまった!!!
これを読んでも授業で何が行われたのかさっぱりわからない…

インプット系の活字を読むのは苦手なのだけど、それもこういうところ。

読んでいる時に色々思い付いてしまって、思考が脱線してなかなか戻ってこない。戻ってくる頃には本編を忘れてまた同じページの最初から読み直すので全然進まない。
学びが多い本ほど刺激が多くて脱線劇が始まる。

(語りかけられたり、ストーリーを感じるお話は世界に入り込んで一瞬で読みきれるんだけどなぁ)

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