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拝啓 愛しき君へ 2.キスしたいときはしゃがんでって言うから
永遠少年症候群さま(http://jushin.chu.jp/)からお題をいただきました。
素敵なお題をありがとうございます。
全部分かり合いたいって思っているというのは恋人のエゴというものなのだろうか。
この複雑な感情に名前をどのようにつけようか。
気づいたこの思いはもう遅すぎるのかな。だからね、大切な気持ちこそ言語化させなければならない。すれ違う言葉にはもう傷つきたくない。だからこそ鈍感な彼氏に突きつける言葉はド直球でいこう。
未知なる世界に胸を高鳴らせる。私は今あなたに言うよ。
「キスしたいときはしゃがんでって言うから。」
悠人は顔を真っ赤にさせる。
「いいよ。この世界には二人きりだからね。」
悠人はしゃがんで私の目を見つめる。なんて澄んだ瞳なんだろう。そのきれいな漆黒の瞳をしばらく見つめる。そして、唇が重なり、今、もっと彼のことを好きになっていった。
想いは高鳴り、昨日よりも今日のほうが心が近づいていく。
そしてあふれていく感情よ、届け。そして、ずっとずっと先の未来まで届け、この好きという感情よ。
口にした好きという想いよ。
ずっと繋がっていけ。
好き。
貴方のことが好き。
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