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コンフォートゾーンを抜け出すこととレジリエンス①

私は数年前から、お知り合いの心理学の先生のご厚意で、月一度、ズームで他の何人かの生徒さんと一緒に講座を受けています。

今、私に必要と思われることを考えた時に、それはコンフォートゾーンを抜け出すことだ、と。ある日の講義を聞いてまさに雷を打たれたようになりました。


人の持つ見えない領域(ゾーン)

思い起こせば結婚で、私はパニックゾーンにいきなり踏み入れてしまった気がしました。
頭の中のおしゃべりは常に「⚪︎⚪︎しなきゃ」でいっぱいで、朝起きたら「起きなきゃ」から始まり、「朝ごはん作らなきゃ」「お弁当作らなきゃ」、、、と延々と寝る直前の「寝なきゃ」まで続いていました。恐ろしいです。

真面目な両親に育てられた、真面目な長女の私。それが悪い方に作用していました。特に母は本当に「完璧」な人で、料理も掃除もパーフェクト。頭がよく決断力があり、テキパキした人です。そんな母のようになれるはずもないのに、知らず知らずそうなろうと思った結婚後の私。

自分にとってパニックのような結婚生活の始まりでした。
自分の中の葛藤後、着地点はとにかく「ルーティンワークを守る」ことと、そのための「体力温存」という生活が20年以上も続いていました。

慣れていることしかしないので、だんだんリラックスできるようになりましたが、
余裕が出た時間ももう、横になるとか、本を読むなど、ひたすら自分を休ませることに徹しているうちに、私に芽生えたもの。
それは「恐怖心」でした。

コンフォートゾーン中にどっぷりと浸かりすぎて、外の世界に慣れないせいなのか、何をするのもルーティンワーク以外は怖いんです。人付き合いも、新しいことに挑戦するのも。特に「拒絶恐怖」が強くなり、
他人に心が開けなくなりました。

今思うと、それはこのコンフォートゾーンに長く居た弊害だったと思います。
脳はこの恒常性を保とうとするのでしょう。

元々はリーダーシップを取るのが好きで、学生時代は積極的にイベントを企画したり、我が家に招いてホームパーティーしたり、人とおしゃべりがリフレッシュの大きな源だったはずなのに。冗談が大好きで、大笑いしてストレス解消していました。それが今では疲れ切った私がいます。

心理学講座を受けてじわじわと自分の考え方が変わってきたり、前向きになれるコツ、テクニックを学んだ結果もありますし、瞑想によって何か見えない力(直感)が働くようになったおかげか、これではよくない!と思うようになりました。

その第一歩としてこのブログがあり、自分の日常と考え方の整理を始めました。

新しいことに挑戦することもまた恐怖心が働き、心的ストレスです。
このストレスからの回復力、抵抗力を表す概念がレジリエンスというものと習いました。

ストレス耐性にすっかり弱くなってしまった私。コンフォートゾーンを抜け出すことで生じるストレス、恐怖心を、このレジリエンスが機能してくれるように習慣化していきたいと思います。(2に続く)

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