4.27 人の価値
アメリカンフットボールのコーチ出身でその後、経営者を経て著名なビジネスコーチとなったビル・キャンベルの言霊がある。
「人の価値は肩書きや職務ではなく、心の持ちようで決まる。正直さ、謙虚さ、諦めず努力を厭わない姿勢、常に学ぼうとする意欲である。」
スティーブ・ジョブス、エリック・シュミットなど名だたる経営者に対してコーチとしてサポートしてきた彼。
私はこの言霊を知ったとき深く共感した。
なぜなら教員をしていて学生さんに対して思うことと被ったから。
学生さんたちに肩書きや職務はあてはまらないけど
才能や個性が該当すると思った。
もちろん成績も大事だし全てはこの先受験する国家試験に繋がるから軽視はできないけれど。
うまく自分を表現できない学生さんもいる。話すと自分の考えをちゃんと伝えられるのに、文章にすることが苦手な学生さんもいる。
個性なんだけど、それを学生さん1人1人にレッテルを貼るのは違う気がする。
試験結果も同じ。たとえどんなに点数が低くくても
それでその人の価値は決められない。
どれだけ今を一生懸命生きているか、どれだけ失敗した経験からうまくやれる方法を自分でみつけようと取り組むか、そしてここに力を込められるかだと私は思う。
肩書きや職務が立派だから価値があるわけじゃない。
どんな生きかたをしているか、が価値を決めるのだと思う。
そもそも生きてることこそが価値あることなんだけどね。
周りの人たちが価値って決めるものじゃない。
執着を手放して本音で生きている、自分が何かに向かって挑戦していたり、本気で何かに努力しているならそれだけで輝いていると思う。
価値は自分で感じられる。
価値をみつけようと渇望すればするだけ、それは遠ざかっていく。
だって本気で生きていたら価値をみつけようなんて思わなくてもあなたは気づくはずだから。
連休明けから学生さんと面談や実習が始まるけれど私はここをしっかり伝えていきたいと思う。
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