何が大切か。U10初遠征

週末、U10初の遠征へ行ってきた息子。
隣県のため私も観戦へ行ってきました!

3チームが集まり計8試合。
内出場は4試合。

今回のトレーニングマッチのメンバー・ポジションはコーチが全て指示を出したとのこと。

結果から言うと
ぼろ負け‼️
潔いほどの負け‼️

息子は
トップ・中盤・CB・GK
4試合通して全てのポジションを経験。
チームの中でも全ポジションを与えられた子はいないんじゃないかな?
という印象でした。

もちろん結果からわかる通り、思い描いたプレーを出来なかったことのほうが大きくて
合間に泣いてしまう瞬間もあった息子。
それでも必死に気持ちを切り替えて奮闘する姿を見せた息子。

もちろん見ている私だって思うことはたーくさんありますが…(笑)
結果以上に大きなものを手に入れた遠征だったのではないかと思っています。

トラップちゃんとしろよ。
じゃなくて
俺がもっと味方が受けやすいパスを出せばよかった。

パス出せよ。
じゃなくて
俺がもっとタイミングよく動いたり早く声かけたらその子は出しやすかったかもしれない。

ちゃんと守れよ。
じゃなくて
俺がもう少し下がってとかもう少し左右に寄ってとかその子が分かるように伝えればよかった。


そんな風に言える息子が誇らしくもあり
心配になる私(笑)
もっと自由でいいんじゃない?
もっと言いたい放題したらいいんじゃない?
と思ってしまう私なのですが(笑)


そんな息子だから起きた感動的な出来事がこの遠征でありました。

チームの子でどうしてもうまがあわないというか
いつもバチバチ喧嘩口調になってしまう子がいるんです。
それもまた勉強とおもい見守っているんですが、どういうわけかそのMくんと同じチームになることがこれまた多い。
(人数が多いため大会や試合は2チームに別れての参加)
今回の遠征は一度だけ同じチームになり
そして共に最終ライン。
それをみた私は心のなかで絶望ですよね(笑)
とにかく喧嘩しないでくれ
と願うばかり。試合どころじゃありません。

いざ始まってみると
防戦一方の試合で大奮闘の息子。
もちろん結果は負けなんですけど、ベンチで見ている子達も息子の名前をよび
ナイス‼️と声をかけて盛り上がってくれる。
1VS1では絶対に決めさせなかった息子にチームメイトもコーチもたくさん声をかけてくれました。

その試合後、私の前を通りすぎようとしたMくんが気づいて近付いて来たんです。
あれ、私が気づかなかっただけで喧嘩でもしたかな?と思っていると

「◯◯(息子)、めっちゃ守ってた。めっちゃ一生懸命だった。◯◯すげぇ。」

と。
泣いていいですか?
涙もろいんです、最近。

簡単に言ってしまうとあまり積極的に動かないMくん。練習中も息子からすれば邪魔だと思うことをしてくる。
サッカーのことを話しても話を聞かない。

そんなMくんの心をプレーで動かした息子。

思えばその試合。
負けているのに雰囲気はとてもよかった。
みんな楽しそうだった。

もう感動です。
時々息子が言うんです

俺はスピードで抜いていくことは今は出来ないし
すばやい動きも出ない。
でも気持ちで魅せることはできるはず。
スピードで抜いていくことは出来なくても
ドリブルで抜いていくことはできる。
パスだって通せる。
誰もいないスペース探すの得意。
総合的に負けてない。
負けない気持ちは誰よりもある。

と。
どうしてもスピードや運動能力が直結してしまうこの年代のサッカーで
息子なりの闘いかたでここまで来たことに
親という立場でありながら尊敬します。

そして苦手な部分も改善しようと取り組む姿が周りを惹き付け
あの雰囲気を作り出せているのだと
ここでくらい思ってもいいじゃない?
と言うことでここに書きました(笑)


息子が悩んだとき、苦しいとき
支えてくれる強い味方がいて
たくさんの優しさの中で生きている息子。

その優しさをチームに還元とまでは言いませんが、
たくさんもらっている優しさを自分の強さに変えて
日々息子らしく
サッカー楽しんでほしいな。と思うのです。

試合中、どんな子とも対等にプレーについて話す。
子供ならあいつ下手だからいいとこいるけどパスしない!
と当たり前のように起こることをしない。



純粋にサッカーをする君に
心からのリスペクトを🔥


P.S
せっかく一生懸命でカッコいい一面があるんだから、いちいち宿題でごもごも言わないでください(笑)

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