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慣らし保育の記録

慣らし保育を振り返る。

もうすぐ4月。
復職組の皆様は、保育園準備や慣らし保育のスケジュール調整、残り少なくなった育休でやり残したことをやるのに忙しない時期だろう。

私の復職は、コロナ禍のため登園自粛を余儀なくされ、昨年8月末日であった。

お盆明けから始まった当時10ヶ月の娘の慣らし保育は、それはもう「本当に慣れるんだろうか?」というレベルのギャン泣きからスタートした。

初日
保育園の教室に行くまでは、
ご機嫌でキョロキョロしてムニャムニャ喋っていた。
先生に引き渡す瞬間、母の服が皺くちゃになるくらい、物凄い握力で握りしめて、ギャン泣きし、離れない。
まるで全力で母猿にしがみつく子猿のようだ。
先生2人と母の3人がかりで、なんとか母子分離成功。
この日はたった1時間の慣らしだったが、
ほぼ泣いていたらしい。

2日目
保育園の玄関に入るや否や、大人しくなる。
どうやら、置いていかれるのが分かったらしい。
この日も、先生と苦労して私から娘を引き離し、
1時間の慣らし。
お迎えに行ったら、抱っこ紐で抱かれ、泣き疲れて寝ていた。
あまりに娘が抱っこしてないと泣くから、
預かり保育(娘の保育園は認定こども園のため)の先生が娘の抱っこ要員に駆り出されたそうだ。
帰り道は、ごめんよ...と、私まで泣きそうになった。

3日目
2時間保育の予定が、預けて30分で熱で呼び出し。
どうやら、ギャン泣きしすぎて体温が上がったようだが、先生も娘も、お互いをまだ知らないから、念のため早退させられた。

4日目
先生に引き渡した瞬間だけギャッて泣いたが、
あとはほとんど泣かず、おやつも食べてニコニコしていたらしい。
本当なら、この日から給食の予定だったけど、
昨日早退したから、この日は2時間保育。
お迎えに行くと、ちょうど大好きな水遊びの時間の最中で、「もっと水遊びする」と泣かれた。
慣れてきて、良かったね(笑)

5日目
泣かずに仕方ねえなって顔で先生に引き渡しされて行った。
娘なりに状況を理解し始めたようだ。
この日は、給食まででお迎え。
お水遊びが好きな娘は、
水遊びしながらキャッキャと笑う時間も出てきたらしい。
給食は、時間がかかったものの、機嫌よく食べたようだ。
ただし、うちのごはんよりも具材が固く大きかったため、完食ならず。
先生に相談し、少し具材を小さくしてもらうことになった。

6日目
土日に家で楽しく遊んだ娘は、自転車に乗せるや否や、「また保育園?」と気づき、泣き始める。
ところが、保育園に着くと、笑顔で先生に抱かれてバイバイした。
この日も給食まででお迎え。
水遊びは、圧縮袋で作ったウォーターベッドに何度もダイブし、給食も完食して、全く泣かなかったそう。
マグを嫌がり、家では使ったことないのに、
コップで麦茶を飲んだそうだ。
保育園、すげぇな。

7日目
この日も笑顔でバイバイ。
保育園に行くと、2歳クラスのお姉さんたちが「●●ちゃんだー」と駆け寄ってきてくれた。
娘も満更でもない表情。
どうやら、母の知らない娘の世界ができ始めたようだ。
この日から、お昼寝スタート。
セルフねんねし、寝起きもぐずらなかったそう。
迎えに行くと、独り言をぶつぶつ言いながら、
上機嫌でハイハイしていた。

8日目
この日もお昼寝まででお迎え。
担任の先生がお休みだったから、心配したけど、
母の杞憂だった。
たまにぐずることはあっても、水遊びやシール貼りをして、おやつも給食も完食、昼寝もできたらしい。
ニコニコと教室をハイハイしたり、伝い歩きしたりして、探検していたそうだ。

9日目
この日は、夕方のおやつまで。
朝から、1歳クラスのお姉さんお兄さんが「●●ちゃんきたー」と、娘を迎えにきてくれた。
この日、娘は全くぐずらず、おやつや給食は完食、
セルフで朝寝30分、昼寝2時間したらしい。
先生から、「あまりにお利口さんで、お家での反動が心配です」と言われた。
ほんと、頑張ってて偉いよな。

10日目
慣らし保育最終日。
朝から晩まで。
引き渡しは、慣れたもん。
この日は、私の復職後に送り担当になる旦那も練習。
ちょいと旦那は不安だけど、
先生に迷惑かけないくらいには、
お支度できそうだ。
娘はほぼ泣くことなく、一日中楽しく遊べたらしい。

こうして、あっという間に慣らし保育が終わった。
初日、2日目は、もう復職やめようかと思うくらい、泣かれた。
でも、先生たちが娘に寄り添ってくれたことや、
娘が好きなお水遊びの時期だったこと、
意外にも娘自身に適応力があったこと、
そんなこんなで、すんなり慣れてくれた。

母は嬉し淋しで、ちょいとフクザツだ。

今ではすっかり保育園が大好きな娘。
お休みの日も、「しぇんしぇ、●くん、●ちゃん、みんなー」と、先生やお友達と遊びたがっている。

保育園で一番小さく、唯一の令和生まれだった娘。
おチビさんだから、みんな何かと気にかけてくれて、母も娘も、本当に嬉しかった。

いつも細かく娘のことを報告してくれる先生や、
まるで兄姉のように娘の面倒を見てくれる1〜2歳クラスのお友達、先生曰く娘の前では何故か兄貴面する0歳クラスのお友達(笑)、みんな本当にありがとう。

もうすぐ進級し、担任も変わり、
0歳と合同保育だった1歳クラスの子たちは、
別のクラスになってしまう。
娘のクラスにも1歳入園の子が加わり、
娘よりも小さな0歳ちゃんたちが入園してくる。

また新たな環境に、娘は少し戸惑うかもしれない。
娘が安心して楽しめるようになるまで、
母は娘の小さな変化を見逃さないようにしてあげようと思う。

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