コロナ禍の頼らないワーママ育児
我が家は一歳の娘と、
アラフォーの旦那と私の3人家族だ。
旦那も私も地方出身のため、
どちらも実家は電車や新幹線で4時間ほどかかる距離。
もちろん、近くに頼る親戚もない。
コロナ禍でなくても、
ワーママとしては、なかなか過酷な状況だ。
コロナ禍以前、復職を前にして、
娘の保育園説明会でこんなことを言われた。
「まだ小さいから、急な発熱の際は30分以内にお迎えに来てください。最悪でも、せめて1時間以内で...」
「あんまりお迎えが遅いことが続くなら、園側やご親族と相談になります(←最悪退園?)」
私は通勤時間が1時間20分(保育園の徒歩含む)、
旦那は40分。
この時点で私はアウトだ。
しかも困ったことに、旦那はシフト勤務のコメディカルだ。
子供が熱を出したからと言って、
急に抜けるわけにはいかない。
非常勤に代わってもらう等のシフトの調整をしたら、
お迎えまでに2時間かかるとか言い出した。
両親ともにアウトだ。
待機児童問題の中、なんとか決まった保育園を追い出されるわけにはいかない。
旦那と無い知恵を絞り、
娘が少し丈夫になるまでの1〜2年間の対応を決めた。
私も旦那も両親に掛け合い、両家から月に1週間ずつ、
ジジババに来てもらうことにした。
あとは旦那の仕事を調整して、管理業務を在宅にする等、一月のうち15日くらいは、
常にお迎え要員が自宅待機していることにしていた。
実際、復職して間もない頃は、
お迎え問題どころか、
家事すらままならない事態が予想されたから、
本当にありがたい限り...になるはずだった。
はずだった...
何度も言うが、コロナで全てが狂った。
もちろん、遠方から両親を呼ぶことは不可能となった。
こうなったら、私と旦那で工夫するしかない。
そんなの聞いてないよ。
でも、こうなったからには、やるしかない。
では、実際どうしているか...
1. テレワーク導入
私は研究職だ。
普段なら、テレワークなんてバカ言ってんじゃないよと言われる業種だ。
ところがラッキーなことに、私の復職と時を同じくして、最大週3日のテレワークが可能になった。
もちろん、実験がある日は出社するが、
デスクワークだけの日は、積極的にテレワークを選択している。
これなら、急に保育園から連絡が来ても、
すぐに迎えに行ける。
導入のきっかけはコロナだが、
私はこのテレワークに本当に支えられている。
朝娘を送り出した後、
始業までに週末やり残した家事を済ませることもあれば、コーヒーを一服飲んだり、
少し早めに仕事を始めてしまったり、
過ごし方は様々だ。
ワーママにとって、自由度が高い1時間は、宝物だ。
だからどうか、コロナが落ち着いても、
せめて週2日でテレワークを許して欲しい(笑)
2. ネットスーパーの活用
足りないものを週末に買いに出かける必要はあるが、
買い物時間短縮のため、なるだけネットスーパーを利用している。
コープなら、帰宅した時に玄関前に置いてあるから、
「何時までに帰宅して受け取らなきゃ」
と言う心配もない。
少し割高だから、お肉なんかは地元スーパーで買うが、
米や牛乳やダイコンといった重い物や、
トイレットペーパーのように嵩張るものは、
ネットスーパーの方が便利だ。
通勤時間や昼休みの片手間に注文できるのもありがたい。
3. 作り置き
娘のごはんはもちろん、大人のごはんも1週間分作り置きメインだ。
日持ちしないものは冷凍、2、3日で食べるものは冷蔵。
日曜日の夜は、冷蔵庫が作り置きでぎゅうぎゅうになる。
娘のごはんは、基本的にはレンチン解凍だ。
大人ごはんは、作り置き+野菜サラダくらいで十分。
しかも野菜サラダも、作り置きのピクルスや温野菜、ミニトマトを添えただけのレタス(笑)
包丁いらずだ。
そして何より、週末しかまともにキッチンを使わない。
ということは、キッチンを毎日掃除しなくてOKということだし、生ゴミの頻度も減る。
4. 1日5分のミニ掃除
真面目な掃除は週末に旦那と手分けしてやるか、
旦那が夜勤明けで日中家にいる日は、
旦那にお願いしている。
でも、それ以外のちょっとした掃除は、
曜日ごとに5分で集中してやるようにしている。
たとえば、月曜日は洗面所の掃除と、
テレビ台の拭き掃除とか。
たった5分でも、ミニ掃除をするしないで、
週末の掃除の大変さがだいぶ変わる。
同じところばかりを掃除しないように、
汚れ具合に合わせて、掃除頻度を考え、
「●●は何曜日」と決めた方が、
個人的にはやりやすいと思っている。
5. 便利家電の活用
復職を前に、とうとう我が家にもルンバが来た。
キッチンに落ちているビニール袋や
広告を食べて止まっていることもあるから、
知能レベルで言えば、7ヶ月くらいの娘を見ている気分になる。
でも、娘が引きちぎった紙屑や、
おせんべいの食べこぼし、
旦那の抜け毛を毎日掃除してくれるルンバは、
今ではなくてはならない存在だ。
ルンバ以外にも、保育園の着替えを乾かすために、
浴室乾燥機もフル稼働だし、
娘の送り迎えは電動チャリが大活躍だ。
6. 旦那の家事レベルアップ
うちの旦那は、まぁ家事ができなかった。
独身時代も、なかなかな汚部屋に住んでいらしたし、
特に料理に関しては全くダメだ。
以前、インフルで寝込んだ私に雑炊を作ってくれたが、
作るのに2時間もかかったし、
キッチンは見たことないくらい散らかっていた。
どうやって雑炊を作るのに2時間もかかったのか、
私は未だに謎だ。
以降、「旦那は料理禁止」が我が家のルールになった。
かと言って、復職するに当たり、
私ばかりが外で仕事をして、
帰宅してからも家事に追われるなんて、不公平でしかない。
だから、育休最後の1ヶ月で、旦那の家事レベルを上げるため、
猛特訓した。
それこそ、庭の草むしりや玄関の水拭き、換気扇掃除、
色々やらせた。
少しスパルタかと思ったが、
汚れたら掃除がいかに大変かを分かってもらったら、
逆に汚さなくなった。
今でも都合良くすぐに掃除を忘れたと言うが、
言えばこちらの求めたクオリティでやってくれることが増えた。
正直に言って、両親のサポートがあったらなぁと思うこともある。
両親のサポートがあったら、
もう少し家事も楽だったかもしれないし、
保育園のお迎えをお願いして、
もう少し遅くまで働けたかもしれない。
でも、無いものは無い。
無いものはねだらずに、諦めるしかない。
それに、ご両親のサポートがある家庭だって、
みんなそれぞれが、別の大変な思いをしているに違いない。
両親との育児方針の違いとか、義母に頼みづらいとかさ...
悩みや問題が次から次へと出てくるのが、
共働き世代ってもんだ。
楽では無いが、工夫すれば、
今のところ家族3人でなんとかやっている。
でも、一番頑張っているのは、
滅多に保育園で熱を出さない娘だ。
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