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人に見られていない時間

豆と小鳥 なんてことない話#2は
2月にバクが旅行で行ったスリランカについて
主にナミンがバクにインタビューしています。
バクの話を聞いて「スリランカ、行きたいやんか!」ってなりました。

youtubeとポッドキャストはこちらになります。


一番大切なはずの自分自身をついつい粗末に扱ってしまいがちな私たち。
忙しさを言い訳にしたり、
あまりに近い存在すぎて優しくできなかったり、
時々、自分が好きになれない時もある。

20代の頃、安井かずみさんに憧れてました。
当時、彼女は作詞家兼エッセイストとして活躍され、加藤和彦さんと結婚、お洒落の部トップランナーご夫妻としてブイブイいわしてられました。
綺麗でセンスが良くって人に媚びない姿勢に憧れてました。 


今でも印象に残っているのが、誰かのエッセイ。
『部屋から外を眺めると、バルコニーで白いサマードレスを着て、
ひとりでランチしてる女性が見えた。
素敵な光景で見惚れてしまった。それは安井かずみさんでした。』
みたいな文章。

やっぱりちゃうよなぁ、独りの時間もいい女と言うものは気を抜かへんねんなぁと感心しましたが、今は違う解釈ができたりもする。

家にいる時間も大切な自分の時間。
好きな服を着ている方が気分上がるし、
バルコニーで食べた方が気持ちいいから、
自分に優しくするためにひと手間かけてみる。


考えてみたら、おうち時間ってとっても長いのに
よれたTシャツやリラコで過ごすことがほとんど。
自宅がオフィスでもあり、仕事もヨレヨレ姿でしてることがほとんど。
アマゾンの人が宅配で来てくれた時にすぐにドアを開けることのできるギリギリの格好。みなさんはどうでしょうか?

でもね、一時期、改心して朝起きたら、すぐに化粧して、髪もブローして
スーパーくらいにはそのまま出かけることにできる服装で過ごしておりました。その時の方が仕事の質も効率もよかったよーに感じるし、
家事も丁寧にしようと言う気持ちになれたように思います。
確実にQOL、生活の質が上がっておりました。
この習慣良かったのに、なんでやめてしもたんやろ。
めんどくさいオバケに負けてしもたんでしょうね。
凡人が凡人たる所以です。

そんな事を考えながらこの雑文を書いている途中、
以前から敬愛させていただいているX友達、
こがばあさん、御年92歳さんのお姿を写真で拝見させていただきました。
想像通り、オシャレなショートカットに明るいオレンジのトップをお召しになられ、姿勢も美しく凛とされてました。
プロファイルに書かれている「白髪のばあさん」では全くなかった。
やっぱり彼女も人に見られていない時間を
大切に自愛して過ごされてるんやなぁとしみじみと。

人に見られていない独りの時間をいかに過ごすかって、
「いいオンナ」「いいオトコ」のバロメーターになるかも。

今、わたしは60歳。
結局、憧れは憧れで「いい女」グループには爪先も属せておりませんが
まだ遅くないはずだと思いたい。
往生際悪く、コーヒーを飲み終わったらお化粧して洋服を着替えよう。
クローゼットで長い間、休眠してたスカートを着てみよう、入るかが心配。

新緑の森の香りを吸い込みながら
冷やし中華をツルツル食べながら
夜の歩道橋でネオンを眺めながら
お聴きくださったら嬉しいです


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