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カナダでの初めての仕事は

豆と小鳥エピソード150はバクとナミンで「ギャンブル」をテーマに話してます。

Youtubeとポッドキャストはこちらです。



今、空港で日本へ向かうゲートにいます。
カナダ、バンクーバーでの初めての仕事は、
ワークビザを取ってもらい、
ここバンクーバー国際空港で、
旅行会社のカスタマーサービスのよーな感じのことを半年くらいさせてもらった。

その頃、日本は景気が良くて、
ザクザクと毎日、お客さんがやってきた。
多くの観光客は免税店でわっさわっさとブランドもんを買い物されてた。
各旅行会社のツアーガイドはお客さんの名前を書いたボードを持ってズラリとゲートで出迎え、
みんな、仕事が忙しい結構な時代だった。

シニアガイドに洗礼のように
いびられるから気をつけてと警告され、
びびってたけど、全くそんな事はなく、バンクーバーに来て間もない私に、他社のガイドさんまで親切に仕事をいろいろ教えてくれた。

まだ友達が少なかった時期だったのに
突然、人間関係が広がり
空港は訳もなくワクワクする場所でもあったので、
毎日、嬉々と働かせてもらった。

カスタマーサービスはいわば苦情処理班なので、
様々な事情で激怒したり号泣してるお客さんと話すことが時々あった。

雨が降ってると言って怒り出すお父さんもいたし、
1時間半の飛行機で友達と離れた席になったと泣くおばちゃんもいた。

自慢なんだけど、
そーゆー感情的になってるお客さん対応、
私は上手かったと思う。
私自身も感情的な人間なんが功を奏したのかもしれない。
ある程度、気持ちがわかる。
対応したお客さんはみんな、最後は笑って有難うと言ってくれた。

どんな人もじっくりその人の言い分を聞かせてもらうと、大抵の人はスッと落ち着いてくれた。
そして、コツとしては謝りすぎないことだと思う。

だからどんなに激昂してるお客さんも
私は怖くなかった。
根拠なく
「大丈夫、なんとかなる」
っていつも思ってたから、
なんとかなったのかもしれない。

怒ったり泣いたりする人はわかりやすくていいとも思ってた。
残念なのは現地ではなんも言わずに不満を溜め、
帰国してから日本の旅行会社に
文句を言う人たちだった。
もう終わってるやん、旅行。
こーゆー人種が私は苦手。

様々な状況をどう受け止めるかはそれぞれの主観、十人十色。
気持ちのいいそよ風吹く快晴でも、
紫外線が強すぎるとブーブー文句を
言う人もいる一方、
ありがたいわーっ、なんてラッキーなんでしょと
破顔な人もいて。

ココロのレンズ次第?
透明でよく見えるのか、
くすんでボヤンとしてるのか。
それにつけても、ココロのレンズは自分しか磨けない。



さて、今週のピックはバク担。シンガーのアン、サリーさんを勧めてくれてます。

この方は3人のママさんでもあり、内科医さんでもあり、シンガーでもあるマルチな方。歌声はふんわりしてるのに軽くない。
余韻あるのに粘っこくない歌声です。

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