I AM AND I WILL

明日は夫の54回目の月命日。
もう、そんなに経ったのかという想いです。

world cancer dayのあった先週。
「CancerXでの市民参画セッション」「がんノート」「JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)でのセミナー」への参加はド緊張であり、分刻みの会議やミーティングもあり、要返信の連絡もマシマシで、なかなか濃い一週間を過ごしました。
よく乗り切ったと思いつつ、この日々は自身に『I AM AND I WILL』を問うきっかけになったなとも思います。

I AM


私は子どもが大好きで幼稚園の先生をしていました。その日々がずっと続くと思っていました。
親孝行もしたかったし、子どもが成長したら、夫と二人キャンピングカーで暮らそうなんて思い、それが自分の未来なのだと信じていました。
「がん」では検診から治療への苦慮、在宅、緩和ケア、自宅と病院での看取りなどを経験し、それ以外では「不慮のこと」を複数経験している。
全ての人が経験するわけではないことを経験したことは、私の特性なのかな。

そして、I WILL


絶望の日々を生きる中、力になったのは「人との繋がり」と「正確に知る」こと。
だからこそ、私は『場』を作りたいと思っている。

正直、夫のあとを追いたいと何回も思ってきたけれど、私、未来をみつめている。
それを伝えたくて、一日早く、お墓参りに行きました。
彼と話したい、どう思うのか聞きたいという想いは叶わないけれど、
『自分の人生を決めるのは自分だよ。信じられる自分でいればいいじゃないか』と言われたような気がしました。

今までの日々の中、行動すれば、私のことが目につき、鼻につく人はいて、陰口を言われることも経験しました。
『未亡人のくせに笑っている』『コネを使って取り入っている』『目立ちたくてやっている』『飲んだくれている』などなど(笑)
それをわざわざスクショで教えてくれる人までいます。私にも心があり、事実ではないことを言われていることを知れば、悲しいし、それを正したくなる気持ちもわいてくる。

でも、今日、夫の眠るお墓の前で、不毛なことに心を奪われる時間は勿体ないなと思ったのです。
事実ではなくても、誰かからの噂話を真に受ける人からは、私はそう見えている。それが事実。自分が違うと思うなら、それでいいじゃないって。
実際に話し、行動を見て、感じることを大切にしていこう。
不毛な関係は整理して、身軽になって、スッキリとこれからを生きていけばいいのだ。

この一週間、様々な人の発信に接する中で学んだことは、知識があれば伝わるわけではなく、伝わる言葉で話す大切さと、全体を見通し、自分に与えられた時間を理解し、簡潔に伝えることの大切さです。

私には、いっぱい伸びしろがある。というか、もっと頑張れよということで、
今夜、本能寺を見届け、今までの想いをハセヒロに託して思いっきり泣いたら
明日から 、猫背を伸ばして切り替えていきます。

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全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。