膵臓だった
先日、2日間にわたって胃カメラ・大腸内視鏡・エコー検査を受けました。
昨年後半から不調を感じており、いわゆる地域のかかりつけ医に毎月、症状を伝えるも、返って来る言葉は
『加齢』『痩せればよくなる』の二言だけ。
血液検査はしてくれるものの、行くたびに薬が変わるだけなのです。
【加齢】という言葉の前に、言い返せないでいたのだけれど
これは自分で進まなくちゃ駄目だと思ったのです。
結果は、どうも膵臓。血液検査とエコーからわかりました。
今月にはMRIを受けます。
夫を亡くしてから、実は、もういつ死んでもいいと思うことも少なくありませんでした。
でも、義母もモフモフもいるのに、そんな無責任なことはダメだなと意を決して良かったのだと思います。
がん対策では『誰一人取り残さない』という全体目標が掲げられていますが、私はこれを本当に実現していくには、プライマリーケアとの連携が必須だと思います。
夫は毎年胃癌検査(バリウムも胃カメラも)を受けていて、ピロリ菌も除菌していました。そのうえで、不調を訴えていたのに、
『バリウムも胃カメラもしたのだから、あなたの不調は気のせい』と複数の病院から言われて、1年後に手の施しようのないスキルス胃がんだと判明したのです。
あの時、「原因がわかってホッとした」と言った夫の言葉がどうしても理解できなかったのですが、昨日、不調の原因が分かった時、私もホッとしました。
先が見えない、得たいが知れないことは、本当に不安です。
加齢、小児、若い世代など、『普通は』というバイアスで診られたら、気づかないことがある。
医療者に対して「でも」を言うことは、なかなか心理的負担があるのですが、自分の体を守るということは、納得できないことに対して言葉を飲み込まないことなんだなと思いました。
今日から6月。
今月は月の半分以上が出張という、ハードだけれど充実の月間。
薬がいっぱいで、どれをいつ服用するのか四苦八苦していますが、昨日、不調への対応が分かったことで、不安なく進めそうです。
全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。