明日で丸8年なのに泣ける

 何とも虚しいという気持ちです。

3月11日にAYAがんのイベントを開催したことを、「お祭り騒ぎ」と表現して、私に直接言うことはなく、陰でやり取りをしている方々がいることを知りました。

3月11日に開催するからこそ、しっかりと命を、人生を、自分に何ができるかを考える発信にしたいと思いました。
そのことは、冒頭の挨拶でもお伝えしましたし、黙祷の時間も取りました。
ご登壇いただいた方々の誠実で率直な発信で作られた一日は、決してお祭り騒ぎなんかではなかったことは、ご参加いただいた方々はお感じくださったのではないかと思います。

今回に限ったことではなく、私がしたことは、中身を知る前から否定して触れ回る人がいらっしゃることは認知しています。
目立ちすぎる、抗がん剤をしたこともないくせに、意見を言いすぎると直接、お叱りを受けたこともあります。

他の方からは、そう見えたということは事実です。
そのことを否定する気持ちにはなりませんし、至らない点が多々あるのだと気づく機会であるとも思っています。

ただ、あの日、大変ご多忙な方々が、イベントの趣意に賛同して登壇してくださり、心を込めて発信してくださったからこそ、『お祭り騒ぎ』と表現されることは、失礼であり、申し訳なく思います。

『誰が』ではなく『何を』と見る視点を失うことは残念だなと思います。
3月11日の一日を通じて、自分に見えていることはほんの一部で、
いろいろな人と語り合うことで、気づかなかったことが見えてくるのだと感じました。

違いを知り、違いを否定せず、それぞれの立場で出来ることに取り組み、それがパズルのピースのように繋がっていけば、誰もが生きやすい社会になるのではないかと実感した一日でした。

大谷翔平選手が
「先入観は可能を不可能にする」という言葉を座右の銘にしていると知り、ちょっと救われました。

おしまい。

全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。