光が見えてきた

今年は胃がんの治療が大きく進む。
昨年開催した全国胃がんキャラバンの中で耳にしていましたが、文字で読み胸が熱くなりました。

https://twitter.com/ipi_editors/status/1260785393462423552?s=21

希望の会を始めて6年目に入りました。
この間、複数の新薬の承認を見てきました。

希望の会は、治験の情報への格差を悔しく思ったことが設立の発端なのです。

薬の承認への道を知れば、怪しいことを見極められる。また、治験情報が格差なく届けば、エントリーしたい人はいるのだという夫の想いが込められています。

夫は、第一相治験で日本人初投与を経験しましたし、他にも臨床試験に参加し、
自分のエントリーが、いつか未来を拓くことを願っていました。
死後には、研究に役立てて欲しいと、自ら剖検を申し出ました。

夫の側で、薬の承認への道のりを見てきた私は、自分が人参やサプリ、高濃度ビタミンC点滴、血液クレンジング…と溺れた愚かさを理解しました。

それが『知ることは力になる』と発信し、活動する礎になっています。

命に繋げる治療をと研究に取り組む医療者のみなさんの顔が次々と浮かびます。

この情報は、今、治療に向き合う人への大きな力になります。
最後まで未来を願って旅立って行った仲間にも、やっとここまできたよと報告できます。

未来を拓く力は、やはり『諦めない』なんですね。

全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。