まったく同じ日に

2013年12月4日
夫はスキルス胃がんステージⅣの告知を受けました。

「癌と言われてくるよ」と1人病院に行き、私は「胃癌は手術すれば治る時代だもんね」と夫を見送り、職場に行きました。

保育中に夫から職場に電話。
「スキルス胃がんステージⅣで手術は出来ない。桜は見られないかもしれないって…」
直後に電話が切れました。

担任を持っていた私は、なんとか園児の降園までやり切り職場を飛び出しました。

イルミネーションに彩られた街が私にはモノクロにしか見えなくなりました。

あれから丸9年。
同じ12月4日に1人国際線の搭乗を待っています。
9年間の日々は私に取って何だったんだろう。
よりによって、この日なことに意味を感じたくなっちゃうのでした。

では、行ってまいります。


全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。