GANNOMI

『がんだとか、がんじゃないとか
医療者、患者、支える側…そういうのを全部取っ払って
ひとりの人として語り合う場が欲しい』

昨年4月、グリーンルーペ発起人3人でランチをしながら話したこと。

仕事をしていたり、さらに男性だと、がんサロンには参加しずらいこともある。
飲み会だったら、もっと気楽に、そして、いろいろな人が参加できるんじゃないか。

思い立ったら、即、実行してみる。

GANNOMIをスタートしてから、もうすぐ1年が経ちます。

GANNOMIを通じて、多くの出会いがあり、立場を超えて語り合うことは

決して不可能ではないことを知りました。


【ある日突然、がんが自分ごとになる。
その日から『がんの人』になるんじゃなく、ずっと変わらない人に、がんという要素が加わっただけ。
それは、がん以外でも同じ。
『〇〇な人はこんな感じ』という暗黙のスタンダードを無くした先に、理解が生まれていく】

がグリーンルーペの趣意です。


GANNOMIも、街中やショッピングモールでのイベントも、ライブ配信も、いつも境界線を飛び越えたいと思い、挑戦してきました。


 リアルで3回、コロナ禍になってからはwebで4回開催してきたGANNOMI。
がん体験者、医療従事者、マスコミ、企業…と、回を重ねるごとに、参加者の多様性が確かなものになってきています。
始めて良かったなと思っています。


『突拍子もない』『無謀』…
寄せられる批判は、実は、がんに関わる人からばかりでした。
『そこにすり減らすエネルギーはもったいない!』と、スパッと言ってくれた人が、一度もGANNOMIに参加できなかった無常を感じています。


最近は、webを使用した交流会が毎日のように開催されていて、コミュニティも増えたように思います。
GANNOMIは、再び原点から、この先を考える時を迎えているのかもしれないなと思っています。

線を引いているのは、自分の気持ちなのかもしれないということを胸に。

全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。