Twitterスペースに込めた想い

いきなりですけれど、私はクラウドファンディングがちょっと苦手です。
『応援お願い』という連絡をいただくことが多いのですが、知り合いだからと応援するのは、ちょっと気持ちに合わないのです。取り組みの中身を理解し、心から応援したいと思っています。

治療方法が確立されていないがんに罹患した夫は、未来の医療を願って研究に参加しました。

もしかしたら、自分にも…という気持ちが無かったといったらうそになりますが、例え自分に届かなくても、自分の行動が誰かの命に繋がるなら自分も救われると考えての行動でした。


未来の治療のための研究には、莫大な資金が必要です。海外には、研究のための基金の他、寄付の文化もありますが、日本では、研究者が、日常の診療をしながら寝る間も惜しんで研究に取り組み、研究資金のためにも行動しているような状況です。

そして、難治性がんの患者会代表となった今、私は、研究に参加する患者さんの想いが医療を進めていくことの尊さを日々、感じています。


研究応援のプロジェクトに参加する企業のロゴや名前の「C」を消した商品を購入すると、金額の一部ががん研究支援金の一部になるdeleteCには、『がんを治せる病気にする日』を手繰り寄せたいという、創業理事の中島ナオさんの切なる想いが込められています。


今、deleteCでは『推し研』という2つの研究を応援するクラウドファンディングを行っています。
リターンには、非売品のノート、アスリート関連のアイテムなどがあり、それに魅力を感じて応援したことが、未来の命に繋がることも素敵な応援だと思います。
『なぜ、この研究が必要なのか』を知る機会があれば、治療の確立、医療への理解に繋がり、玉石混合の医療情報を見極める力にもなる。研究を知る場が必要だと考えたことが、昨夜のTwitterスペースに繋がりました。
国際小児がんデーであった昨日は、小児がん研究に取り組む奥野友介先生の想い、研究の内容を掘り下げる発信でした。1,000人を超える方が聴いてくださり、deleteCのサイトへのアクセスに繋がっていると知り、知る場の大切さを改めて感じています。

近日中に、すでにある薬を応用して再発しないがん治療の実現を目指す、大槻雄士先生の研究を話し合うスペース開催も予定されています。


一人一人が想いをもって行動することが、『がんを治せる病気にする日』を手繰り寄せるパワーになることを願って、私も、何が出来るかを、これからも考えていきたいと思います。


deleteCのページ、ぜひ、ご覧ください

https://www.delete-c.com/oshiken/cf


全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。