もう誰も死なせたくないから
ふと、手にとった音楽雑誌を読んでいた。
いろんなアーティストの方の音楽に対するインタビュー記事が書かれていて、その中に、いつかの自分と重なって、印象的なものがありました。
KANA-BOONのボーカル、谷口鮪さん。
去年から、活動休止していたことすら知らなかったのですが、KANA-BOONは歌いやすくて耳に残りやすい、楽しい曲が多くて、好きなバンドの一つでもありました。
活動休止の理由は、鮪さんの体調不良のためでした。メンタルが崩壊して、音楽に触れることも、なにをすることもできなくて、自分をコントロールできなくなってしまったそうです。
私も、去年の今ごろ、同じような状態で、仕事をやめたりしていました。だから、インタビュー記事を読んで、なんとなく自分と重なる部分があって。
鮪さんは活躍されていて、多くの人の信頼や期待、プレッシャーの中での気持ちやメンタル面は、私とは倍以上違うと思います。なので、こんな私みたいなほんの小さな弱さと重ねてはいけないですが、気持ちが分かる部分があります。
そして、鮪さんは復帰にあたり、人前に立つのは、”もう誰も死なせたくないから”。自分の音楽を届けて、幸せになってほしい。と話しています。
鮪さん自身も生きることに対して必死に戦っていたんだなと思います。
だから、自分と同じ人がちゃんと生き残れるように、つらいくてどうしようもない時期があったからこそ、他人の気持ちがわかるし、自分みたいになってほしくないという思いも込めて、復帰して、音楽を届けることで、誰かの希望になれる。
誰かの前やステージに立つ人たちは、私には想像できないくらいのプレッシャーや苦しみがあるはずなのに、こうやって、自分の経験から、誰かを助けることができるなんて、かっこいいですよね。
改めて、好きが高まったし、応援したいと思いました。
私も、弱いながらそんな生き方ができたらな。
最後に、KANA-BOONで1番好きな曲を載せておきます。
私の好きな、岸井ゆきのさんも出演しています^^
読んでくださり、ありがとうございました^^