思いを贈る折形

折形を知っていますか?

人にものを贈るときに和紙を折って包む、その包み方のことで、日本の伝統文化のひとつです。身近なものではご祝儀袋がありますね。

この折形に出会ったとき、素敵だなって思いがじわ~っと沸いてきました。

私が折形に惹かれる理由は2つあります。

ひとつは、
「思いを贈る」という考え方・精神性

相手のことを思い、ひと筋ひと筋折り上げて行く。贈るのは「もの」そのものではなくて、そこに込められた「相手を思う気持ち」であるということ。この考え方がとても好きです。自分の贈り物に対する考え方と重なる部分も多いなと。
そして、言葉にすることはなくても思いやりや心遣いが伝わる、その奥ゆかしさってまさに日本の美しさだなと感じています。

そして2つ目は
折形の形・作品としての美しさです。

折形の洗練された、凛とした佇まいをただただ美しいなって感じます。
しかも、どんなに複雑な折り方であっても一枚の紙だけで折っているという、その技術って本当に凄いと思います。切り込みとかもないから広げたら本当に1枚の四角い紙なんです!

折形には包むものに合わせて様々な折り方があり、更には折り方で吉凶を表したり(例:ご祝儀袋と不祝儀袋)と本当に奥深いなと感じます。
この折形という日本の伝統文化がもっと多くの人に広まっていつまでも残り続けて欲しいなと思っています。




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