悪だくみの神楽坂、呑んだくれる飯田橋|日々の雑記
先月ひいた悪い風邪の影響か、どうにもまだ本調子ではありません。
おかげさまで呑めるくらいには回復しておりますが、階段ではすぐにゼーハー、夜中に咳が止まらなかったりと、呼吸器系に症状が残ってしまい厄介です。
直後は2キロほど体重が落ち、怪我の功名と喜んだのも束の間。こちらは順調に戻ってきておりまして、下手したらこれまで以上になりそうな勢いです。思う様にはいかない我が人生、酒でも呑まなきゃやってられないと、友人と打ち合わせついでに一杯やってきました。
本屋の開業に向け、ロゴのデザインをお願いしたダチ公。この日も色々と相談にのってもらいました。ビールが呑める大人の図書室、一進一退ではありますが、紫陽花を往くカタツムリ位には進んでいるはずです。
待ち合わせに選んだのは、神楽坂駅すぐのかもめブックスさん。カフェも併設したお店なので、そのまま打ち合わせもできちゃいます。
予定よりちょいと早めに訪れて、本棚を眺めつつ到着を待ちます。dancyuの最新号が「ひとりでも 居心地のいい おいしいお店ガイド」でしたので、参考に購入しました。
合流したらドリンクを注文して、テラス席で打合せます。新潮社の倉庫をリノベーションした建物を眺めながら、あれやこれやと小一時間。このあたりのお話は、いずれまたご紹介出来ればと思います。
何と言いますか、アイデアを出しているときって無敵ですよね。
それでも、おっさん二人が膝を突き合わせている姿なんて、きっと悪だくみにしか見えないでしょうから、いいとこで切り上げ喉を潤しに向かいます。
目的のお店は飯田橋寄りなので、赤城神社や毘沙門天の善國寺にお参りしながら夕方の神楽坂をぶらぶら。途中、和菓子の梅花亭さんで、家族にお土産を購入します。お互い、休日に遊び歩いている訳ですから、このあたりは中年ならではの手慣れた気遣い。不在を喜ばれている可能性には目を向けず、麩まんじゅうや若あゆを買ってから、お目当ての居酒屋竹子に向かいます。
昔、職場が近くにあった頃に通っていました。
このお店の魅力を表すなら「ギャップ」の一言に尽きます。
細巻きをつまみに、生ビールを4、5杯もやりましたかね。気付けば酔い酔いになって参りやした。思えば昔から彼とは呑んだくれの仲。ショーケン、怒髪天の名曲『ぐでんぐでん』を思わせる時を過ごして幾星霜、会えばあの頃に戻れるなんて古き良き関係でございます。
こんな塩梅で、初夏の休日は溶けていくのでした。
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