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棚貸し本屋の店番日記#2 お客さんのこと

ビールが呑める大人の図書館。

夢オチの可能性も残しつつ、数年後の実現を目標に、まずはシェア型書店の棚主になりました。

11月の半ばに棚主になり、これまで3回ほど店番に入りました。
今回はお客さんのことについて書いてみます。

2人/時間

これは1時間あたりの平均来客数です。
お世話になってる西日暮里BOOK APARTMENTさんは営業時間が12:00〜20:00ですので、日に換算すると

16人/日

果たしてこれが多いのか少ないのか、正直分かりません。
感覚的には少ない気がしますけど、「棚貸し」というスタイルで運営されていることから、新刊書店や古書店と一概に比べるのは違うのでしょう。

下記のメモの通り、店番に入った曜日と時間帯が偏っているので、もう少しデータが欲しいところ。人数だけでなく、購入された方の数や単価、書籍の情報も加えると、見える世界が広がりそうな気がします。

11/18(金)14:00~20:00 4人
11/27(日)12:00~16:00 15人
12/10(土)12:00~16:00 10人

(豆千「手帳のメモ」より)

お店は通りに面した1階。JR西日暮里駅に隣接していて、日暮里・舎人ライナーの西日暮里駅との乗り換え線上にあり、人通りは決して少なくありません。
レジカウンターから道行く人を眺めていると、チラリと覗く方がいらっしゃいますので、お店があることは認識されていると思います。

そこで来店された方にレジ打ちのタイミングで聞いてみると、

「気になっていたので勇気を出して入ってみた」
「ネットで知って興味を持ったので来てみた」

とのお話でした。

よくよく考えれば、初めてのお店に入る時には少なからず緊張するもの。例えとして適切ではないですが、自分も見知らぬスナックに飛び込む時は、大概ベロベロに酔っています。
つまりはお店に入るには「きっかけ」が大事なんだと言うこと。それにしても既に商売をされている方々は、その上で財布を開いてもらっているなんて、尊敬の念しかありません。

あわよくばビールが呑める大人の図書館を開店したとして、お客さんが来ない日に耐えられる強さが私にあるでしょうか。火渡りや滝行でもして、今のうちから精神力を鍛えておこうと思いましたが、集客の工夫を考えておく方が現実的です。

店主ではなく、棚主。それも80人いるうちの一人という立場ですが、店番をしながら、お客さんに来て頂ける方法を考えてみたいと思います。

□■□

次回は12月25日(日)12:00〜16:00で店番に入ります。
もしもお江戸の東、城東地区にいらっしゃる用事がありましたら、ぜひ足をお運び頂ければと思います。


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