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ほそぼそ働いてみよう。-その41 飲食店の皿洗いのバイトをする-

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
最近、再び勤労意欲がわいていて、スポットバイトの申し込みを積極的に行っています。

今回働くことになったのは、人生初の経験となる飲食店でのバイト。

求人ページに「大学生歓迎」としか書かれていないものには、いつもなら応募しません。
しかし今回は勤務時間がお昼だけの激短で、時給もよかったのでダメもとで応募したところ、採用されました。

学生時代、まともにバイトしていなかったので、本当に飲食店は未知の領域。
時給は今まで派遣された中で一番高く、そうとう大変なのかなと覚悟して、緊張しながら現場に行きました。

派遣先は男性が好みそうながっつり系料理のわりと有名なお店。
店長さんと厨房担当2名、配膳担当1名は全員男性で、私ともう一人の若いスポットバイトで働くようでした。

私の割り当ては、返ってきたお皿の汚れをざっくり落として、食洗器に入れ、洗い終わったら所定の場所に食器を戻す、というだけの仕事。
昔の皿洗いは大変だったのかもしれませんが、今は食洗器がきれいに洗ってくれるので、ほんと、作業としては単純。

正直、料理を配膳したりとかは、お客さんに粗相をするんじゃないかとドキドキしていたのでほっとしました。
しかも、その日はハズレ日(いや、バイト的には当たりなのか???)だったようで、お客さんの来店はまばらな感じ。

厨房にもなんとなくのんびりした空気がながれています。
スポットの身では特にやることもなく、流しの水面を無の心で見つめ続ける・・・という時間がちらほらありました。

飲食業って大変ですね。
たぶん、店長は忙しいと洗い場が回らないのでスポットバイトを入れたのでしょうが、ふたを開けてみると来店者はまばら。
レギュラースタッフだけで充分まわせる量だったと思います。

むしろ私やもう一人の新人さんにいちいち指示をしなければならない分、面倒が増えたのではないかと。
まさに無駄な出費です。

それでも、もう一人のスポットの人とは空き時間に朗らかに話をしながらバイト事情などを聞き出したりしていたので、「学生歓迎」という文言の底にあわよくば、いい子がいたらレギュラーバイトに引き抜きたいという思いもあったのでしょう。

こうなってくると、アラフィフでこんな高時給をもらってすいません、とさえ思えてきました。

せめてものお詫びとばかりに、精一杯気配を消して、手際よく、お皿を割らないようにひたすらにお仕事を務めました。
で、時間が来たら、元気よく挨拶してびゅーんと帰らせていただいた次第です。

仕事的には別に嫌ではなかったのですが、受け入れ側のお店の「若い子じゃないのか」、感がすごかったので、次、応募するかは・・・。

人手不足が叫ばれる業界ですが、やっぱり飲食業も若い子希望なんだなあ・・・といささか複雑な思いを抱えながら帰路についたお仕事でした。

本日の写真:ミモザ(マメ科)
満開バージョンなのかな・・・?


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